カレリア人

カレリア人（英: Karelians, カレリア語: Karjalazet, フィンランド語: Karjalaiset, ロシア語: Карелы）は、ロシア北西部、カレリア共和国に居住するバルト・フィン人の一派。ウラル語族フィン・ウゴル語派に属すカレリア語を話す。人種はスカンジナビア人種の容貌を持ったコーカソイドであるが、モンゴロイド系のDNAである父系遺伝子ハプログループNが低頻度で検出されている（紀元前の中国東北部にある遼河文明人からも発見される^[10]）。

カレリア人
Karelians
karjalaižet karjalazet karjalaiset

カレリア人の旗[1][2]
カレリア人の婦人たち
総人口
c. 43,000 (2020)
居住地域
ロシア	32422 (2020)[3]
フィンランド	10,000 (1994)[4]
ウクライナ	1,522 (2001)[5]
エストニア	363 (2011)[6]
ベラルーシ	302 (2009)[7]
ラトビア	192 (2018)[8]
リトアニア	39 (2011)[9]
言語
カレリア語、リッヴィ語、リュード語、フィンランド語、スウェーデン語、ロシア語
宗教
東方正教会、ルター派
関連する民族
バルト・フィン人

概要

カレリア人はフィンランドの東部にも居住してきたが、フィンランドの"カレリア人"という人はフィン人の下位グループとして位置付けられている。カレリア共和国のカレリア人は正教を信仰、フィンランドのカレリア人はプロテスタントを信仰し、宗教が異なる。 近年の移住を含めると、人口はロシアに60,815 (2010) ^[11] 、フィンランドに10,000 (1994) ^[4] 、ウクライナに1,522 (2001) ^[12]ベラルーシに524 (1999) ^[13] 、エストニアに354 (2011) ^[14]。