カラスシキミ
ウィキペディアから
特徴
高さは1mほどになる。枝はまばらに分枝し、濃紫褐色で無毛、若い枝は緑色で有毛。葉は互生し、薄い革質、形は倒披針形で長さ4-12cm、幅1-2.5cm、先端はとがり、基部は長いくさび形になる。葉の縁は全縁で、表面は光沢を持ち、裏面の主脈がいちじるしく隆起する。葉柄はほとんどない。
雌雄異株。花期は6月、花は白色で、枝先に短い総状花序を出し、4-11個の花をつける。花弁にみえるのは萼裂片で、萼筒は肉質で長さ5mmになり、先が4裂し、長さ2mmの裂片は開出する。花柄は花後数年間は枝に残る。雄蕊は8個。子房は無柄で楕円形になり、花柱はほとんどなく、柱頭は円盤形になる。果期は7-8月、径8mmほどの球状楕円形の果実をつける。果実は液果で赤く熟す。
分布と生育環境
ギャラリー
参考文献
- 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989年)平凡社
- 茂木透、勝山輝男他『樹に咲く花(離弁花 2)山溪ハンディ図鑑4』(2000)山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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