カヤホガ郡 (オハイオ州)

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カヤホガ郡: Cuyahoga County[ˌk.əˈhɒɡə] or [ˌk.əˈhɡə][2][3][4][5])は、アメリカ合衆国オハイオ州の北部に位置するである。2020年国勢調査での人口は1,264,817人[6]郡庁所在地クリーブランド市(人口372,624人[7])であり、同郡で人口最大の都市でもある。

概要 オハイオ州カヤホガ郡, 設立 ...
オハイオ州カヤホガ郡
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クリーブランド市にあるカヤホガ郡庁舎
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郡のオハイオ州内の位置
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州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1807年[1]
郡名の由来アルゴンキン語でおそらく「曲がりくねった川」
郡庁所在地 クリーブランド
最大の都市 クリーブランド
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

3,226 km2 (1,245.59 mi2)
1,184 km2 (457.19 mi2)
2,042 km2 (788.40 mi2), 63.30%
人口
 - (2020年)
 - 密度

1,264,817人
1,068人/km2 (2,766.5人/mi2)
標準時 東部: UTC-5/-4
ウェブサイトwww.cuyahogacounty.us
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カヤホガ郡は8の郡で構成されるクリーブランド大都市圏の中核郡である。また13郡が入る北東オハイオにも入っている。郡名はアルゴンキン語族に属するイロコイ族の言葉で「曲がりくねった川」を意味する Cuyahoga から採られた。この言葉は郡内を二分するカヤホガ川にも当てられている。第20代アメリカ合衆国大統領ジェームズ・ガーフィールドは郡内のオレンジ郡区で生まれた。

歴史

カヤホガ郡は1807年6月7日に組織化された[8]。当初の領域は今より広かったが、後にレイク郡ヒューロン郡が創設されて小さくなった[9]

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1874年のカヤホガ郡図

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は1,245.59平方マイル (3,226.1 km2)であり、このうち陸地457.19平方マイル (1,184.1 km2)、水域は788.40平方マイル (2,041.9 km2)で水域率は63.30%である[10]。郡南東部にはクヤホガバレー国立公園の一部が入っている。

主要高規格道路

隣接する郡

人口動態

要約
視点
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統計年人口
1810年1,459人
1820年6,328人
1830年10,373人
1840年26,506人
1850年48,099人
1860年78,033人
1870年132,010人
1880年196,943人
1890年309,970人
1900年439,120人
1910年637,425人
1920年943,495人
1930年1,201,455人
1940年1,217,250人
1950年1,389,532人
1960年1,647,895人
1970年1,721,300人
1980年1,498,400人
1990年1,412,140人
2000年1,393,978人
2010年1,280,122人
2020年1,264,817人
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人口ピラミッド[11]

以下は2010年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 1,280,122人
  • 世帯数: 571,457 世帯
  • 家族数: 319,996 家族
  • 人口密度: 1,081人/km2(2,800人/mi2
  • 住居数: 621,763軒
  • 住居密度: 520軒/km2(1,346軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • ドイツ系:16.5%
  • アイルランド系:12.8%
  • イタリア系:8.8%
  • ポーランド系:8.1%
  • イギリス系:6.1%
  • ハンガリー系:3.1%
  • プエルトリコ系:3.1%

言語による構成

人口の7.3%は外国生まれである(44.4%はヨーロッパ、36.3%はアジア、12.1%はラテンアメリカ[13]

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.0%
  • 18-24歳: 8.0%
  • 25-44歳: 29.3%
  • 45-64歳: 22.2%
  • 65歳以上: 15.6%
  • 年齢の中央値: 37歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 89.5
    • 18歳以上: 85.2

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 28.5%
  • 結婚・同居している夫婦: 42.4%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 15.7%
  • 非家族世帯: 37.9%
  • 単身世帯: 32.8%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 12.1%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.39人
    • 家族: 3.06人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 43,603米ドル
    • 家族: 58,631米ドル
  • 人口1人あたり収入: 26,263米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 13.1%
    • 対家族数: 10.3%
    • 18歳未満: 19.4%
    • 65歳以上: 9.3%[14][15]

郡政府

カヤホガ郡は昔から3人の理事による郡政理事会が率いてきた。しかし2009年11月3日、住民投票でこの3人の理事に代わり、1人の郡執行役と11人の委員からなる郡政委員会とするチャーター方式の郡政府を採用した。郡政委員は11人の選挙区から1人ずつ選ばれる。全郡選挙区は無い。オハイオ州内で他にチャーター形式を採用しているのはサミット郡のみである。

2010年11月2日の選挙でレイクウッド市長エド・フィッツジェラルドがマット・ドーランを破り初代郡執行役になった[16]。初代郡政委員も選出され、民主党8人対共和党3人という構成になった[17]

政治

カヤホガ郡は民主党の有権者登録数がかなり多い。

さらに見る 年, 民主党 ...
大統領選挙の結果 1960年-2008年
民主党 共和党
2008年 68.50% 441,836 30.44% 196,369
2004年 66.57% 448,503 32.89% 221,600
2000年 62.62% 359,913 33.42% 192,099
1996年 60.75% 341,357 29.15% 163,770
1992年 52.72% 337,548 29.24% 187,186
1988年 58.79% 353,401 40.33% 242,439
1984年 55.65% 362,626 43.60% 284,094
1980年 50.02% 307,448 41.47% 254,883
1976年 56.03% 349,186 41.01% 255,594
1972年 48.15% 317,670 49.94% 329,493
1968年 53.95% 363,540 35.44% 238,791
1964年 71.50% 492,911 28.50% 196,436
1960年 59.83% 429,030 40.17% 288,056
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カヤホガ郡図

郡区

カヤホガ郡は21の郡区に分かれていたが、都市化が進行したので、残っているのは下記2つの郡区のみである。

  • チャージンフォールズ
  • オルムステッド

都市と町

都市

公園

郡内にはクリーブランド・メトロパークス体系がある。総面積21,000エーカー (8.5 km2) 以上になる16の保護地には緑地やレックリエーション用の施設がある[18]。郡内にはクヤホガバレー国立公園の一部が入っており、南のサミット郡にも伸びている。

脚注

外部リンク

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