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天然に存在する有機化合物。 ウィキペディアから
カピリン(英語:Capillin、化学式:C12H8O)は天然に存在する有機化合物である。ヨモギ類の種の精油などの抽出物に含まれており、1956年にカワラヨモギから単離された[1]。
カピリン | |
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1-Phenylhexa-2,4-diyn-1-one | |
別称 Capillin | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 495-74-9 |
PubChem | 10321 |
ChemSpider | 9899 |
UNII | 9JXZ3SJG0I |
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特性 | |
化学式 | C12H8O |
モル質量 | 168.195 g/mol |
融点 |
82–83 ℃ |
水への溶解度 | 0.0177 mg/mL |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
カピリンは生理活性物質である。抗真菌性が強く、抗腫瘍作用がある可能性もある。また、細胞毒性活性を示し、特定のヒトの腫瘍細胞に対してアポトーシスを引き起こす可能性もあると報告されている[2]。またその強い抗菌活性から、収穫後のモモをカピリンを主成分とするカワラヨモギ抽出物で処理することで、モモ灰星病菌に対する予防に応用できるとされる[3]。
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