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『エヴァンジェリン姫シリーズ』(エヴァンジェリンひめシリーズ)は、遠藤淑子による日本の読み切りおよび短編の連作からなる漫画シリーズ。1985年から1991年にかけ、『別冊花とゆめ』、『花とゆめ』(白泉社)などに掲載され、同社の花とゆめコミックスから『王室スキャンダル騒動』、『南から来たインディラ』ならびに『夢みる佳人』の3冊が発売された。
長らく入手困難であったが、復刊を希望する声により、2002年に白泉社文庫から『王室スキャンダル騒動』のタイトルで3冊をまとめる形で文庫化し、復刊された(全1巻)。文庫版には作者によるまえがきとあとがきが収められている。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ヨーロッパの架空の小国・エッシェンシュタイン公国。この国の王女・エヴァンジェリン姫はオーソンをはじめとした執務官たちを巻き込んで次々騒動を巻き起こしていく。
(括弧内は掲載号)
ヨーロッパにある架空の小国。地理的にはスイスと国境を接している。国名や登場人物の名前などからドイツ語圏であると推測される。戦争のどさくさに紛れて独立したため、土地を選ぶ余裕もなく、国土は山がち。
国家元首はエヴァンジェリンの父親である王だが、病弱なためエヴァンジェリンが王の公務や行政のトップなどを代行しており、実質的なトップはエヴァンジェリン。
主要産業は牧畜と観光。牧歌的であるが、他に目立った産業がないため経済的には困窮している。ただし一方で施政方針として牧歌的な雰囲気を守ろうとしており、工業化には積極的でない。また、軍隊は持たず(予算面から持てず)、他国との軍事同盟なども結んでいない。国営スキー場の経営や、国有林の存在から、産業は国営企業が中心である模様。
乏しい国家財源を何とか確保しようと画策しているが、エヴァンジェリンが発案した免罪符の発行は教会に拒絶され、国土の風が強いのを利用して、風力発電を収入源にしようと計画したが、強風に風車の耐久性が追いつかず断念している。居城エッシェンシュタイン城の拝観が最大の収入源であり、「大さわぎのウェディングマーチ」騒動の爆発で、城に温泉が噴き出したのも貴重な観光資源となっている(温泉記念日も設定され、一周年に城に旗も立っている)。職員達が内職もやっているが、焼け石に水である。
遠藤淑子作品の特徴から、本シリーズにも沢山の動物が客演している。
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