エンピリアン・アイルズ
ハービー・ハンコックのアルバム ウィキペディアから
『エンピリアン・アイルズ』(Empyrean Isles)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコックが1964年に録音・発表した4作目のスタジオ・アルバム。
『エンピリアン・アイルズ』 | ||||
---|---|---|---|---|
ハービー・ハンコック の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1964年6月17日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ハービー・ハンコック アルバム 年表 | ||||
|
解説
当時ハンコックと共にマイルス・デイヴィス・クインテットで活動していたロン・カーターとトニー・ウィリアムス、それにハンコックのデビュー作『テイキン・オフ』にも参加したフレディ・ハバードがサイドマンを務めた[3]。ノラ・ケリーはオリジナルLPのライナーノーツで、収録曲4曲を、架空の「エンピリアン諸島」の島々(人間の想像力を超えた、輝く宝石のような4つの島)に見立てた物語を執筆した[4]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「トラディショナル・ポップ、ソウル的なグルーヴ、実験的なモード・ジャズを驚くほど示唆に富んだバランス感覚で取り入れ、ハード・バップの限界を押し広げた」「"One Finger Snap"と"Oliloqui Valley"は、比較的ハード・バップの伝統にのっとっているとはいえ、このカルテットは、全曲において圧倒的で燃えるような演奏により、新しい音楽的領域を精力的に探求している」と評している[2]。
収録曲
全曲ともハービー・ハンコック作曲。
- ワン・フィンガー・スナップ - "One Finger Snap" - 7:20
- オリロクィ・ヴァレー - "Oliloqui Valley" - 8:28
- カンタロープ・アイランド - "Cantaloupe Island" - 5:32
- ジ・エッグ - "The Egg" - 14:00
CDボーナス・トラック
- ワン・フィンガー・スナップ(別テイク) - "One Finger Snap (Alternate Take)" - 7:37
- オリロクィ・ヴァレー(別テイク) - "Oliloqui Valley (Alternate Take)" - 10:47
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.