エルチチョン(El Chichon)は、メキシコ南部チアパス州北西部に位置する活火山である。別名エルチチョナル(El Chichonal)。名前の由来は「瘤」。

概要 エルチチョン, 標高 ...
エルチチョン
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噴火から7ヶ月後のエルチチョン山(1982年11月4日
標高 1,205 m
所在地 メキシコの旗 メキシコ チアパス州
位置 北緯17度21分36秒 西経93度13分40秒[1]
種類 カルデラ活火山
最新噴火 1982年[1]
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エルチチョン
エルチチョン (メキシコ)
プロジェクト 山
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概要

約22万年前に大規模な噴火活動で1.6キロ×2キロのカルデラを形成する。その後、700年1350年1850年噴火する。最近では1982年に大噴火しており、死者2000人以上(1万7000人が死亡したとの説もあり、これが事実なら20世紀に発生した火山災害では3番目の犠牲者数となる)の被害を出している。現在、酸性の水で満たされた火口湖が形成されており、噴気活動が続いている。

1982年の噴火

1982年3月29日に噴火活動を開始し、4月4日までに大規模な噴火が続いた。火口から約8キロの範囲に火砕流が流下し、周辺の村や町を直撃して2000人以上の犠牲者を出した。一方、噴煙は高さ16,000メートルにまで到達し、大量のエアロゾル成層圏に撒き散らされた。この為、世界全体の平均気温が0.3℃~0.5℃ほど低下したと言われている。

この噴火による被害総額は55,000,000メキシコ・ペソ、破壊された耕地面積は24,000平方キロに達した。

脚注

関連図書

関連項目

外部リンク

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