エネルギー流束

エネルギー流束（エネルギーりゅうそく、Energy flux）は、ある対象面を通じてエネルギーの移動があるときのその面における移動の強度である。この量は、文脈に応じて2つの異なった方法で定義される。

1. 単位面積当たり単位時間当たりエネルギー移動量（国際単位系：W･m^-2 = J･m^-2･s^-1）
   • ベクトル量である。
   • 2番目の定義と区別するために「エネルギー流束密度」と呼ばれることもある。
   • 放射流束、熱流束、音響エネルギー束密度^[2]は、特定のエネルギー形態に対応する流束密度である。
2. 時間当たりのエネルギー移動量（国際単位系：W = J･s^-1）
   • 「エネルギー流」とも呼ばれる。

脚注

1. 日本産業規格『JIS Z 8106:2000（音響用語）』
2. 音の強さ、音響インテンシティ、音響パワー密度ともいう^[1]。

関連項目

• 流束
• 放射照度
• ポインティング・ベクトル
• エネルギー・運動量テンソル