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スペインのパンクバンド ウィキペディアから
エスコルブト(Eskorbuto)は、スペイン・バスク州ビスカヤ県サントゥルツィで結成されたパンク・ロックバンド[1]。1980年から1999年まで活動し、2015年に再結成された。
「Eskorbuto」というバンド名は、スペイン語で壊血病を意味する「escorbuto」の綴りを変えた造語である。スペイン語の歌詞を持つパンク・ロックを初めて演奏したバンドのひとつである。ラ・ポリャ・レコーズなどとともに、スペインやラテンアメリカのパンク・ロックシーンで影響力のあるバンドであり、1980年代のバスク地方で人気があったバスク・ラディカル・ロックの先駆者的存在だった[2]。
1977年頃からのパンクブームに影響を受けて、1980年にギター・ボーカルのヨス・エスポシトとベース・ボーカルのフアンマ・スアレスによって結成された。エスポシトはザ・フー、キンクス、ローリング・ストーンズ、セックス・ピストルズに影響を受けているが、スアレスはエスコルブト結成前までほとんど音楽を聴かなかったという。1982年にはドラムのパコ・ガランが加入した。
エスコルブトの音楽スタイルは、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、ザ・バイブレーターズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、ZZトップ、モーターヘッドなどの影響を受けている。ラ・ポリャ・レコーズやコルタトゥなど、バスク地方の他のバンドとの仲は良好ではなく、ラ・ポリャ・レコーズとの間にはギターの盗難騒動などがあった。
1992年3月には病気を理由にエスポシトがバンドを脱退し、エスポシトは5月31日にエイズに起因する肺炎で死去した。新たにギター・ボーカルのウルコ・イガルティブルが加入したが、同年10月9日にはスアレスが心臓発作で死去し、結成時のメンバー2人が相次いで死去するという困難に見舞われた[2]。2人の死去後もガランを中心として活動が継続され、1999年に活動を休止した。
活動休止から17年後の2016年、ガランを中心としてバンドが再結成された。現在のメンバーは、ベース・リードボーカルのアリ・カラニャ、ギター・バックボーカルのナティ・ペナダス、ドラムのガランである。
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