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『イースVII』(イースセブン、Ys VII、Ys SEVEN)とは、日本ファルコムのアクションロールプレイングゲーム(ARPG)シリーズである〈イースシリーズ〉の第7作目となるコンピュータゲーム。
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
対応機種 |
PlayStation Portable[1] Microsoft Windows |
開発元 | 日本ファルコム |
発売元 |
PlayStation Portable: 日本ファルコム Microsoft Windows: XSEED Games (Marvelous USA) |
人数 | 1人 |
発売日 |
PlayStation Portable: 2009年9月17日[2] 2011年7月14日(the Best) Microsoft Windows: 2017年8月30日 |
対象年齢 |
CERO:C(15才以上対象) ESRB:T ACB:PG PEGI:12 |
コンテンツアイコン | CERO:犯罪 |
売上本数 |
7.5万本[5] 12.3万本(2015年末時点)[6] |
番外編である『イース・オリジン(O)』を含めればシリーズ8作目となるオリジナル作品であり、『O』から2年9か月振り、ナンバリングタイトルとしては『イースVI -ナピシュテムの匣-』以来から約6年振りのシリーズ新作となる。
第1弾となるPlayStation Portable(PSP)向けの『Ys SEVEN』(イース・セブン)を2009年9月に発売し、2010年度以降にマルチプラットフォームで各プラットフォーム毎にオリジナルの作品をファルコム自らが発表する予定。ただしPSP以外については詳しい発売時期やどのプラットフォームで発売するのかも明らかにされていない[7][8][9]。
他のナンバリングタイトル同様に、赤毛の冒険家アドル=クリスティンを主人公とした冒険ファンタジーであり、アフロカ大陸のアルタゴ公国を舞台に「アルタゴの五大竜」の謎に迫る。原典とされるアドルの冒険日誌「アルタゴの五大竜」は『I』のマニュアルに記載[10]されながらも長年ゲーム化されていなかったものであり、登場より22年を経てゲーム化されることとなった。
『イースVI -ナピシュテムの匣-』の直接的な続編であり、時代は『VI』のおよそ半年後、アドルの年齢も『VI』と同じ23歳に設定されている[11]。
2010年7月8日[12]にPSP版が『RPGFan Feature-E3 2010 Awards』を獲得した[13]。
本作の舞台であるアルタゴ公国は、『I』から『IV』の舞台であるエレシア大陸からメドー海を挟んで南に位置し、『V』の舞台でもあったアフロカ大陸の北部に位置している[14]。これは地中海地域の物に類似した架空の地図において、現実のチュニジア(カルタゴ遺跡を擁する)に相当するあたりとなっている[15]。
『イースVII』の第1弾として[9]PlayStation Portable(PSP)向けに2009年9月に発表される[1]。同日にはオリジナルドラマCDを同梱した「限定ドラマCD同梱版」も発売される。ファルコムにとって初となるPSP向けオリジナル作品であり[注 3]、1995年の『イースV -失われた砂の都ケフィン-』以来、およそ14年振りとなるゲーム機向けのオリジナル作品。
プラットフォームをPSPとした理由についてファルコムの社長である近藤季洋は、PSPでの〈イース〉発売を望む声があったこと[注 4]、今後ファルコムが家庭用ゲーム機にも本気で取り込んで行くことのアピールとして看板作品である〈イース〉最新作のインパクトを狙ったことを述べている[11]。
『VI』から『イース・オリジン』まで用いられていたシステムを用いず、本作ではキャラクターも3D表示されるようになった。基本的にはクォータービューではあるが、マップ移動中にカメラアングルが適宜移動するようになっている。反面、プレイヤーがカメラを操作することはできない。
本作ではジャンプが出来ないが、代わりに回避コマンドが用意されている。使用に制約は無い。
本作ではシリーズ初となる複数人数での戦闘が行われる。一度に戦闘に参加できる人数は最大で3人(アドルは固定されており、それ以外の2枠が変更可能)。操作キャラクターの変更にはボタンが割り当てられており、戦闘に参加しないメンバーとの入れ替えはキャンプメニュー画面で行う。ただしボス戦においてはキャンプメニューを開けないため、戦闘開始時のメンバーで固定となる。
プレイヤーが操作していないキャラクターはAI操作となり、敵がいる場合には攻撃を行い、マップ中にアイテムが落ちている場合は自動でその回収も行う。壁や段差に引っかかるなどして距離が離された場合でも、一定距離を置くと自動的に自キャラの近くに転移してくる。
本作では通常攻撃が斬撃、打撃、射撃の三属性に分類されており、それぞれに向き不向きが存在する。この属性は基本的に各キャラクター固定であり、敵に合わせて操作するキャラクターを変更することでスムーズな撃破が可能。大まかな特徴は以下の通り。
各キャラクターの装備する武器ごとに固有のスキルが1つ用意されており、これをキャンプメニューで登録することで使用可能となる。スキルは使用することにより熟練度が上がり、レベル1で武器を変更してもそのスキルを使用し続けることが出来るようになる。これにより、最大4種類のスキルを同時に使用できる。スキルの使用にはスキルポイントが必要となるが、これは敵等に攻撃を加えることで入手する。
また、これとは別にキャラクター固有の大技としてEXTRAスキルが用意されている。こちらの使用にはスキルポイントを必要としないが、EXTRAゲージがMAXになっていないと使用できない。このゲージは時間経過、スキルの使用、もしくは後述のガードによって回復するもので、連発はできない。
なお、スキルポイントとEXTRAゲージはいずれもパーティーキャラクター共通だが、AI操作のキャラクターが使用したスキルに限り、ポイントは消費されない。
敵の攻撃に対してタイミングよくRボタンを押しながらLボタンを押すことで、敵の攻撃を完全に防ぐことができる。成功すると直後のこちらの攻撃がクリティカルになり、スキルポイントとEXTRAゲージを得られるが、失敗すると直後の相手の攻撃がクリティカルになってしまう。
これらの各キャラクターには、掛け声などボイスが追加されている(アドルのみボイス選択の有無、全キャラクター無しの選択も可能)。
ゲーム中のスタッフロールにて担当役者名が公開されているがアドルのみ非公開となっている。
PSP版『Ys SEVEN』限定版に同梱される他、キャラアニより単独での販売も行なわれる。前作『VI』後から『VII』開始までの間をつなぐ内容。キャストにはOVA・ドラマCD・移植作品と言った過去の〈イース〉に参加した事のある声優を多く採用している[28]。
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