インディクティオ
ウィキペディアから
Remove ads
ウィキペディアから
インディクティオ(ラテン語: indictio)とは、古代ローマや中世の記録に使われた、15年周期の年代単位(査定周期)である。15年紀と呼ばれることもある。
西暦年を15で割って余りが13のときを第1インディクティオ、14のときを第2インディクティオなどと数え、余りが12のときは第15インディクティオと数える。サイクル自体は番号付けされていないので、その年を特定するためには他の紀年が必要である。このため、いわゆる西暦や執政官の名前(共和政期)、皇帝の在位年数・世界創造紀元(東ローマ帝国)などと併用されていた。
最初は3世紀後半のエジプト属州で農業や地税の記録で使われていた。287年に始まった時点では5年サイクルで318年で26サイクル目に到達した。しかし314年までには15年サイクルが現れている。ビザンチンの年代記"Chronicon Paschale"によると最初の年は312-313年、933年のコプト文書には1サイクル早い297-298年と書かれている。4世紀後期までには地中海世界全域で文書の記録に使われていた。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.