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イレズミコンニャクアジ
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イレズミコンニャクアジ(刺青蒟蒻鯵、学名:Icosteus aenigmaticus )は、スズキ目イレズミコンニャクアジ科に属する海水魚。同科には本種のみが属する[1]。
属名は古代ギリシア語: εἴκω ("to bring") ・古代ギリシア語: ὀστέον ("骨") に由来する[2]。"イレズミ"は若魚の体色に、"コンニャク"は体が柔らかいことに由来する[3]。
近年まで他の魚類との関係は不明だったが、分子系統解析からはヤエギス科に近縁であることが示されている[4]。

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分布
北太平洋に広く分布する。冷水系の種で、表面水温8-10℃が南限である[5]。若魚は沿岸の表層にも生息するが、成魚は深度1000mほどの深海に生息する。
形態
体長は最大2m。体は細長く、やや側偏するが頭部の断面は円い。鱗はない[2]。背鰭は52-55軟条、臀鰭は34-40軟条で、棘条はない[1]。若魚は腹鰭を持つが、これは非常に千切れやすく、成魚になると消失する[5]。若魚は黄褐色の体に多数の紫色斑があるが、成魚では一様な褐色となる[1]。
生態
比較的大きな口、軟らかな筋肉、軟骨性の骨格、黒褐色の体色、細い尾柄、幅広い尾鰭、鰾が存在しないことから推測すると、本種は表層から漸深層上部までの幅広い深度を泳ぎまわり、遭遇した獲物を手当たり次第に捕食していると考えられる[5]。
脚注
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