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イラン・ホドロ(英語: Iran Khodro Company, ペルシア語: شرکت ایران خودرو, 略称:IKCO)は、イランの自動車メーカー。「ホドロ」とはペルシア語で「自動車」の意であるが、日本語では「ホルドゥロウ」や「コードロ」、「イラン・ホドロー」と表記されることもある。
1962年にイラン・ナショナル (Iran National) 社として設立。最初はメルセデス・ベンツとの提携によりバス・ミニバスの組み立てを行った[1]。乗用車の生産は1967年、英国のルーツ・グループとの提携によりヒルマン・ハンターのノックダウン生産を行ったのが始まり。この自動車は「ペイカン」と名付けられ、後には製造設備をイランに移管。2005年まで40年以上に渡って生産が続けられ、イランの国民車だった。
1983年に現在のイラン・ホドロに改称[1]。
プジョーとの提携によりペイカンに504のエンジンを搭載したほか、405、205といったプジョー車も生産。そして405をもとに独自車種「サマンド」を開発した[2]。プジョーはイランへの経済制裁発動により2012年に撤退したが(その後もホドロはプジョー車の生産を続けていた)、2016年に再度提携している[3]。
日本のメーカーではスズキが2005年にライセンス契約を締結、2007年から現地でグランドビターラのノックダウン生産を行った[4][5]。
他には、ルノー傘下のダチア・ロガンを「ルノー・トンダル90」として生産したほか、中国の東風や海馬のSUVを生産している。
2003年以降、40以上の国へ乗用車を輸出している[1]。
2006年の北京モーターショーに4ドアセダン「サマンド」を出品した[6]。 プジョー・206の3ボックスセダン(206SD)は、2006年からイラン国内のホドロの工場で生産し、2007年から東欧圏と南欧圏で販売される[7]。
ロシアではサマンドがダチア・ロガンとの価格競争に敗れ2009年に撤退していたが、2023年から再び輸出・販売を再開する[8]。
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