イランシー (Irancy)は、フランスワインの1つで、AOC登録されている[1]。1937年認定のレジョナル(地方名)AOC「ブルゴーニュ・イランシー(Bourgogne Irancy)」が、1999年にコミュナル(村名)AOC「イランシー(Irancy)」に昇格した。ここは、ヨンヌ県にあり、イランシー、ヴァンスロット(Vancelottes)、クラヴァン(Cravant)の3村からなる小さな栽培地域である。
ピノ・ノワールを90%以上、地元の固有品種であるセザール(César)種とピノグリ(Pinot Gris)種を10%以内で混醸することが認められている赤ワインで、ブルゴーニュの赤ワインとしては、比較的軽い味わいで色もロゼワインを思わせるほどうすい。
特に優れたワインであるものの、生産量が少ないため、日本ではあまり見かけない銘柄である。
脚注
関連項目
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