イベント ビューア

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イベント ビューア[1]は、 Windows NT 4.0 以降の Windows NT系に該当する Windows に含まれているユーティリティソフトウェアである。

概要 イベント ビューア(イベント ビューアー) Microsoft Windows コンポーネント, 詳細 ...
イベント ビューア(イベント ビューアー)
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 ユーティリティソフトウェア
標準提供 Windows NT 4.0 以降
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概要

Windows がシステム内で発生した事象(イベント)を書き込む「イベント ログ」を参照するためのソフトウェアである。イベント ログには、アプリケーションのインストール・サービスの起動と停止・アプリケーションの異常終了・ハードウェア障害の検知などの情報が記録され、システムの利用者はイベント ビューアを使ってこれらの情報を参照することができる。

イベント ビューアはイベント ログの内容を確認するだけでなく、特定の種類のイベントのみを抽出して表示させたり、イベント ログのメンテナンス方法を変更したりする機能も持っている。

イベント ログ

イベント ログの種類には、以下のものが存在する。

アプリケーション ログ
アプリケーションに関連するイベントが記録される。アプリケーションのインストールが成功した場合や、ハングアップしたアプリケーションを強制終了させた場合などが該当する。
セキュリティ ログ
セキュリティに関連するイベントが記録される。ログインの成功時・失敗時などが該当する。
システムログ
システム全体に関連するイベントが記録される。Windows サービスの起動時・停止時や、ハードウェア障害を検知した場合などが該当する。

Windows Vista 以降には、以下の二つが追加された。

セットアップ ログ(環境によっては「Setup」の名称で存在)
Windows Update によるシステムの更新に関するイベントが記録される。
ForwardedEvents ログ
リモートコンピュータから収集されたイベントを格納する。

また、 Windows 2000 以降はアプリケーションが独自に作成することができる「カスタム ログ」がサポートされた[2]

脚注

外部リンク

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