イティマード・ウッダウラ廟
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イティマード・ウッダウラ廟(ウルドゥー語: اعتماد الدولہ کا مقبرہ, Tomb of I'timād-ud-Daulah)は、インド のアーグラにあるムガル帝国の宰相ミールザー・ギヤース・ベグの墓廟。
1622年1月、ムガル帝国の宰相ミールザー・ギヤース・ベグが死亡した。彼は皇帝ジャハーンギールから尊称「イティマード・ウッダウラ」(国家の柱)の称号を与えられた人物である。
娘のジャハーンギール妃であるヌール・ジャハーンはその死を悼み、同年から1628年にかけて墓廟をヤムナー川の右岸に建設した。建材は主にラージャスターン地方から集められ、白大理石を主として壁を彩るための紅玉、碧玉、ラピスラズリ、オニキス、トパーズといった宝石がちりばめられた。
完成した墓廟は中央のドームと四つのミナレットから成る典型的なムガル建築であり、のちに建設されたムムターズ・マハルの墓廟タージ・マハルの原型になったという。
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