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アンバサダー級(アンバサダーきゅう、Ambassador class)は、アメリカのSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する宇宙艦隊保有の宇宙船のクラス名の一つである。主に24世紀前半に建造、運用されている。
全長526m。U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Cに代表される24世紀初期の艦級である。深宇宙探査を目的にエクセルシオール級の後継として作られた。言及自体はTNG25話「恐るべき陰謀」で「アンバサダー級の船が軌道にいます」という台詞があるが、この時は船の残骸しか確認できず、実際の艦影が描かれたのはTNG63話「亡霊戦艦エンタープライズ"C"」である。
アンバサダー級は「24世紀風の化粧をしたエンタープライズA」といったデザインで、船体は正円の第一船体と円筒状の第二船体からなり、第二船体前部にデフレクター盤、後部に1対のワープナセルが上向きについているという、「エンタープライズ的」な構造を踏襲している。フェイザーアレイやコンパクトなワープナセルなど24世紀連邦艦のもっともスタンダードな形ともいえる非常にシンプルなデザインをしている。歴代エンタープライズに使われた艦級の中では、円盤部が大きくワープナセルが小さいという特徴があり、エクセルシオール級の円盤部が小さくワープナセルが長いシルエットとは対称的である。
デザインはギャラクシー級のエンタープライズDと同じくアンドリュー・プロバートによるもので、TNG63話「亡霊戦艦エンタープライズ"C"」のためだけに描き下ろされた。この時点ではエンタープライズBは未登場であったものの、それがエクセルシオール級であるという設定はあったため、アンバサダー級はエクセルシオール級とギャラクシー級の中間的なものというのがデザインコンセプトになっている。
アンバサダー級はエクセルシオール級に代わる惑星連邦の旗艦として作られた。しかしアンバサダー級は画面上にほとんど登場することがない幻の艦級となっている。旧式のはずのエクセルシオール級が、アンバサダー級のさらに後継であるギャラクシー級(エンタープライズD)の時代になってもなお現役で、新造までされるほどであるのとは対称的である。
これはもともとアンバサダー級がテレビシリーズの1エピソードのためにデザインされたもので、劇場版や新テレビシリーズ用にデザインされたエクセルシオール級やギャラクシー級ほど時間をかけて丁寧に煮詰められたデザインではないことや、エクセルシオール級がギャラクシー級との視覚的な比較として非常に使いやすいこと、さらにアンバサダー級がギャラクシー級に見間違えられやすいといった要因によるものである。
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