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『UNTIL DAWN -惨劇の山荘-』(アンティル・ドーン さんげきのさんそう)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(後のソニー・インタラクティブエンタテインメント)より2015年8月に発売されたPlayStation 4用ホラーアドベンチャーゲーム。
ジャンル | ホラー / アドベンチャー |
---|---|
対応機種 | PlayStation 4 |
開発元 | スーパーマッシブゲームズ |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア |
BD-ROM1枚 ダウンロード |
発売日 |
2015年8月25日 2015年8月25日 2015年8月26日 2015年8月27日 2015年8月28日 |
対象年齢 |
ESRB:M(17歳以上) CERO:Z(18才以上のみ対象) |
コンテンツアイコン | 暴力、犯罪 |
エンジン | デシマ |
雪山の山荘に集った8人の男女が謎の殺人鬼に襲われる惨劇を描いたホラーアドベンチャーゲームで、いくらかのアクション要素(QTE)も存在する。「バタフライエフェクト」というシステムを導入しており、ゲームプレイヤーの選択や操作によって途中のシナリオが分岐し、各登場人物の生死やエンディングも変化する。
ヘイデン・パネッティーア、ラミ・マレックほか、映画やテレビドラマなどで活躍する実在の俳優がそれぞれの登場人物を演じ、表情などの映像をモーションキャプチャでゲームムービー化している。
日本版はCERO-Z(18歳以上)指定となっている上、人体欠損など特定の描写があるシーンでは画面全体が暗転処理され、観られなくなっている。10秒余り暗転(画面全体が真っ黒)の状態が続くシーンも複数ある[1]。
スピンオフ作品である『Until Dawn: Rush of Blood』には、本作の登場人物や舞台をモチーフにしたステージが登場するが、ストーリー上のつながりはない。
事件の発端は、1年前にさかのぼる。10人の若者グループは休暇を楽しむため、冬の山荘に集う。しかし、そのうちの1人・ハンナが仲間たちから度の過ぎたイタズラを受け、そのショックで山荘を飛び出して行ったことから悲劇が始まる。身ひとつで雪山に消えたハンナを心配し、双子の姉妹ベスが後を追う。ベスはハンナを発見し合流するが、突如何者かに追われて2人とも崖から転落し、行方不明となってしまう。
ハンナとベスが消息を絶ってから1年後。彼女たちの兄・ジョッシュの呼びかけで、残る8人は再び山荘に集まることになる。だが、自分たち以外はいないはずの山荘に、何者かの気配が濃厚に漂いはじめる。続発する奇怪な現象、忍び寄る脅威。そして次々と惨劇が襲う。
基本的に移動による探索がメインとなる。一部では選択肢が用意され、それらに対しどう答えるかでキャラクターの性格や他の人物との好感度が変動する。また、一部では時間制限つきの選択もあり、その場合はあえて時間切れにし「何もしない」という選択を取ることも出来る。
また、移動途中にはQTEとしてレバー・ボタンの操作に加えコントローラーを動かさないことを要求されることがある。
ゲーム中で特定のプレイヤーキャラクターが死亡してもゲームは続行する。また、クライマックスシーンまでは必ず生き残るキャラクターがおり、クライマックスシーンで全員が死亡してもゲームオーバーとはならずエンディングに入る。エンディングでは「全員生存」から「全員死亡」まで、各キャラクターの組み合わせを含めると256通りの結末が用意されている。
Game Watchの中村聖司は、本作についてホラーとしては濃密だったがシューティングゲームとしてはボリュームが薄くて物足りなかったという評価を下した[2]。
タレントの伊集院光は自身のラジオ番組にて、「面白いゲームで、ホラーファンはスゲェそそられるゲームだと思う」と評価しつつ、「最悪なことが一個〈中略〉、単に真っ暗(全画面暗転した上、映像の代わりになる情報も与えられない)にされちゃったら分かんねぇよ」などと、日本版における規制手法を批判している[3]。
週刊ファミ通のクロスレビューでは9、8、9、9の合計35点(40点満点)でプラチナ殿堂入りした[4]。一方で伊集院と同様に、プレイヤーに不親切な規制手法が唯一残念な点だとしている[5]。
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