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タイの鉄道駅 ウィキペディアから
アランヤプラテート駅(アランヤプラテートえき、タイ語:สถานีรถไอรัญประเทศ)は、タイ王国の中部サケーオ県アランヤプラテート郡にある、タイ国有鉄道東本線の駅である。
当駅はサケーオ県アランヤプラテート郡にあり、サケーオ県の県都(サケーオ駅)からは52.25 kmの距離に位置する。またクルンテープ駅(バンコク)からは254.50 km地点に位置し、普通列車利用で4時間30分程度である。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(南側)が市街地である。
かつて、国境を越えてカンボジアまで運行していたが、カンボジア内戦により1974年に乗り入れを停止した。乗り入れの停止以降はアランヤプラテート駅が終点となっていたが、1990年代には一時期、国境手前のタイ停車場まで延伸して運行していた。その後、カンボジア方面の復旧が行われ、2019年4月22日にカンボジアロイヤル鉄道北線と再接続した[1][2]。接続時にタイ国鉄の気動車がここを通って譲渡された他、2021年10月にはタイ側から貨物列車が中古レールや枕木等を乗せて初めて国境を越えた[3]が、2024年現在でも旅客列車の運行は行われていない。
1日に4本の列車(2往復)の発着がありいずれも普通列車である。運賃はクルンテープ駅 - アランヤプラテート駅間で48バーツ(約125円)となっている。
1908年1月24日に、東本線のクルンテープ駅 - チャチューンサオ駅(60.99 km)が開業した[4]。約18年後の1926年11月8日に、当駅までの延伸工事が完了し、東本線の完成を見た[5]。
単式切欠きホーム1面1線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。ホームの切り欠き部は貨車への荷役用に使用されている。また、線路は接続されていないが、かつて蒸気機関車時代に使用されていた転車台、給水塔が残っている[6]。
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