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アヘロオス川(現代ギリシャ語: Αχελώος / Acheloos)は、ギリシャ西部を流れイオニア海に注ぐ川。アケロース川(古代ギリシア語: Ἀχελῷος)とも呼ばれる。古代ギリシアの時代には、アカルナニアとアイトーリアとの国境で、河神アケローオスとして崇拝された。
ラテン文字転記には Aheloos、Acheloos、Achelous などのバリエーションがある。
アヘロオス川の源流は、トリカラ県に位置するピンドス山脈のラクモス山(標高2,000m)で、そこで「白い川」という意味の最初の支流アスプロポタモス川(Aspropotamos)が合流する。
アヘロオス川は全長が217kmあり、ギリシャでは2番目に長い川である[1]。複数の県を流れていて、上流から下流に向かって順に、西側はアルタ県(イピロス地方)〜エトリア=アカルナニア県(西ギリシャ地方)、東側はトリカラ県(テッサリア地方)〜カルディツァ県(テッサリア地方)〜エヴリタニア県(中央ギリシャ地方)に接している。途中、クレマスタ湖、カストラキ湖、ストラトス湖といった水力発電のための人造湖を通る。クレマスタ湖では、アグラフィオティス川、メグドヴァ川、Trikeriotis川が合流する。最後はイオニア海に達するが、一部はメソロンギ潟を経由してパトラス湾に流れ込む。アヘロオス川はいくつかの峡谷を持っている。
ヘロドトスは、海岸線を変えるほどのアヘロオス川の力に注目して、ナイル川と比較した。「ナイル川ほど大きくはないが、相当な結果を持つ川が他にもある。とくに(他の名前は言えないが)アカルナニアを通って海に注ぐアヘロオス川は、エキナデス諸島の半分を既に本土に変えてしまった」(2.10)
アヘロオス川の前の名前はトアース川(Thoas)だった。稀に、テスティオス川(Thestios)、アケノス川(Axenos)とも呼ばれていた。
1960年代、エトリア=アカルナニア県とエヴリタニア県の県境で、ダム計画が始まり、数年を費やして完成した。このストラトス・ダムは水力発電所を有していて、ギリシャ西部と中央部に電力を供給する。一方で氾濫により、いくつかの谷で土壌浸食を引き起こした。下流にはカトゥキ・ダムもあり、Karafilio橋、Ardanovo橋という架橋がある。
上流から下流に、順に。
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