アニエーネ川
ウィキペディアから
ウィキペディアから
アニエーネ川(アニエーネがわ、イタリア語: Aniene)は、イタリア中部のラツィオ州を流れる河川。ローマ旧市街の北側でテヴェレ川に合流する。古代には多くのローマ水道の水源として利用された。
ラテン語ではアニオ川(Anio)。また、かつてはテヴェローネ川(Teverone)と呼ばれた。
フィレッティーノ(フロジノーネ県北部)の山中に源を発する。スビアーコ、ヴィコヴァーロ、ティボリを経て、ローマ旧市街の北側、ポンテ・サラリオ(サラリオ橋) (Ponte Salario) 付近でテヴェレ川に合流する。
古代のローマ水道のうち4本(旧アニオ水道、マルキア水道、クラウディア水道、新アニオ水道)が、アニエーネ川とその支流を水源としていた。
アニエーネ川に架かる歴史的に著名な橋として、ポンテ・サラリオ、ポンテ・ノメンターノ (Ponte Nomentano) 、またスビアーコのポンテ・サンフランチェスコが挙げられる。これらの橋はいずれも塔を備えた構造で建設された(このうちポンテ・サラリオでは古い橋の構造は大きく失われた)。
スビアーコには、皇帝ネロによって3つのダム (Subiaco Dam) がつくられた。このダムは1305年に崩壊するまで、世界で最も高いダムであった[1][2][3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.