アサイーボウル
ブラジル発祥のデザート ウィキペディアから
アサイーボウル(英: açaí bowl)は、ブラジル発祥のデザート。アサイーのスムージーを基本として、キウイフルーツやバナナやイチゴなどのフルーツやグラノーラなどのシリアル食品をボウルにトッピングしてつくる[1]。



アサイーの原産地であるアマゾンでは、お椀状の器(tigela)にアサイーのピューレを入れ、ファリーニャ(キャッサバ芋を炒って粗挽きの粉状にしたもの)をかけ、川魚のフライやエビのソテー、干し肉などのおかずを供したり、砂糖とタピオカ(キャッサバ芋のでんぷんを炒ってフレーク状にしたもの)を混ぜて主食としたりする。これを現地でアサイー・ナ・チジェィラ(葡: açaí na tigela、直訳すると「お椀の中のアサイー」)とも。
2000年頃よりアサイーがブラジルの都市部へ輸送されるようになってから、お椀で食べるスタイルと呼び名はそのままに、アサイーがスムージーになりトッピングが乗せられる形に進化した。さらに英語で「Açaí Bowl」と訳され、世界で知られるデザートとなった。例えばハワイでは定番のスイーツの1つとされる[2]。
日本では2000年代後半に飲食店が扱うようになった。2010年代に一度ブームとなり、2020年代に人気が再燃した[1]。アサイーの栄養価が高いことが評価されているほか、トッピングを含めて色合いが鮮やかなため、ピューレ状の冷凍アサイーを使って家庭でつくる人もいる[1]。
また、2024年には大手の外食産業もアサイーボウルの人気に乗じて販売を開始する。スシローやガストが有名。近年では高級アサイーボウル専門店も人気を博している[3]
脚注
外部リンク
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