わ
かな文字の一つ ウィキペディアから
わ、ワは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第10行第1段(わ行あ段)に位置する。
概要


- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音からなる音 /wa/。母音う/u/の口に構えから行われる半母音/w/とあからなる音。
- 音声学上の実際の発音: 国際音声記号では[β̞a]と表記される音である。頭子音は母音の「う」(非円唇後舌狭母音[ɯ])より少し唇を突き出して両唇を接近させる両唇接近音[β̞]の構えから[a]にわたるときに短く発音する両唇半母音である。
- 五十音順: 第44位。
- いろは順: 第13位。「を」の次、「か」の前。
- 平仮名「わ」の字形: 「和」の草体
- 片仮名「ワ」の字形: 「和」の旁の草体、一説に、輪の形(○)から。
- ローマ字: wa
- 点字:
- 通話表: 「わらびのワ」
- モールス信号: -・-
- 手旗信号:2→9
用法
- 「く」、「ぐ」に後続して、合拗音を構成する。このとき、一般に「わ」は「ゎ」のように小さく書く。現代標準語の音韻はそれぞれ「か」、「が」と変わらず (/ka/、/ga/)、現代仮名遣いでは「か」、「が」と書かれる。なお、/kwa/、/gwa/の音を書き表したいときには「クァ」、「グァ」と書くことがある。現在でも、シークヮーサーだけは一般にこの文字を使用する。
- 富山県の一部の方言では「わ」を va に近く発音する。
- 北東北の一部の方言では「私」を「わ」と言う。沖縄語でも「わー(我ー)」と言い、いずれも古語の用法(我(わ))。
- 一部の外来語で、発音が同じ/wa/であってもワの代わりにウァと書く場合がある。一般には使われないが、ラテン語のvaを古典式発音で音写する際に用いられる(例:ウァレンティヌス、ミネルウァ)。
わ に関わる諸事項
脚注
関連項目
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