かもい岳国際スキー場
ウィキペディアから
ウィキペディアから
かもい岳国際スキー場(かもいだけスキーじょう)は、北海道歌志内市歌神の神威岳に位置するスキー場。空知管内屈指の規模を誇った。
かもい岳国際スキー場 | |
---|---|
所在地 | 北海道歌志内市 |
座標 | 北緯43度31分14.5秒 東経142度1分8.6秒 |
旧名 | かもい岳スキー場(2007-2020年) |
所有者 |
歌志内市(1961年-2020年) M・かもい岳(2020年-) |
運営者 |
歌志内市(1961年-2007年) プラッサ(2007年-2019年) M・かもい岳(2020年-) |
指定管理者 | プラッサ(2007年-2020年) |
開業日 | 1961年 |
標高 | 467 m - 216 m |
標高差 | 251 m |
最長滑走距離 | 1,500 m |
最大傾斜 | 31度 |
コース数 | 10本 |
索道数 | 4本 |
公式サイト | https://www.kamoidake.co.jp |
1961年に市営のスキー場として開設[1]。東西に分かれる2つのゲレンデには合わせて8本のコースと4本の索道が設置されており[1]、初級者から上級者まで楽しめる。最高所標高は467m、最低所標高は216m、標高差は251m、最大滑走距離は4,000m、最大傾斜は31°となっている。山麓には、かもい岳温泉が立地しているほか、道道1027号砂川歌志内線が走っている。
岡部哲也や川端絵美が出場した「サロモンカップかもい岳ジュニアスキー大会」をはじめとして[2]、アルペン競技大会も盛んに行われ[3]、1981年に創設されたスキースクール「かもい岳レーシングチーム」は清澤恵美子や石井智也らを輩出した[4][5][2]。
施設は当初歌志内市が所有・管理しており[6]、かもい岳レーシングチームやスキー場内でのスキー用品販売を手掛けていたプラッサが2007年より山麓の「ホテルかもい岳温泉」と合わせて指定管理者として運営していた[1][7][8]。指定管理制の導入以降は「かもい岳国際スキー場」から「かもい岳スキー場」に名称を変更。
その後少子高齢化や人口減により2008年の売上高2億1600万円・利用者数62万7千人から営業停止前の数年は売上高1億円前後・2017年度利用者は32万4千人に低迷[1][7][3]、市の財政難で指定管理費が無料だったこともあり経営難に陥る[3]。
2019年の契約更新に際し歌志内市が2019年度から3年間で1800万円の指定管理料を支払う契約案を提示したものの[1][8]、数億円規模となるリフト更新費用の財政負担が重いとして[3]、2022年度以降の管理料支払いに難色を示しプラッサは中長期的な運営が見通せないとして契約を結ばず他からの応募もなかったため2018年度をもって営業休止予定となり[1]、その後プラッサが札幌地方裁判所滝川支部へ破産手続き申立てを行い2月28日に営業を停止した[7][9]。
休業となった2019年度には同スキー場で授業を行ってきた地域の小中学校は代替スキー場を探すこととなり、中にはスキー授業を取りやめる学校も出た[10]。
2020年2月には札幌市東区の「M・かもい岳」への経営譲渡の方針が発表され、ホテルかもい岳温泉と合わせて2020年度の営業再開計画の発表が行われ、2024年度に黒字化を見込むとした[11]。また、スキー場の名称も再度「かもい岳国際スキー場」となった[12]。その後、スキー場に隣接する宿泊施設「ホテルかもい岳温泉」については、2024年1月に5年ぶりに営業を再開して名称を「雲海の里かもい岳」に改めた[13]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.