かしゃもち

ウィキペディアから

かしゃもち[1]かしゃ餅[2]カシャ餅[3][4]鹿児島県奄美群島郷土料理よもぎ餅の一種である。ふちもちとも呼ばれる[2]

概要

上餅粉ヨモギの葉を練り込んだ餅菓子である[2][5]。かしゃ(クマタケラン)の葉[1][2][3]や、月桃の葉[2][5]でくるむ。包んでいる葉を広げて食す[2]

「ふち」は奄美方言で「ヨモギ」の意である[2]

伝統行事の中のかしゃもち

  • 奄美では家族の健康を願う伝統行事「浜下り」が旧暦3月3日に行われ、家族が集まり食事を行うが、その中でかしゃもちが食される[2]。かつては各家庭で作っていたが、家で作るところは少なくなっている[2]
  • 奄美大島大和村湯湾釜(ゆわんがま)集落で旧暦10月16日に行われる伝統行事「ムチモレ踊り」は防火と無病息災を祈願しながら、スカーフ風呂敷などで顔を隠して各家を回って踊るのだが、各家では祝いの金、食事、飲み物で客人をもてなす[3][4]。その際にかしゃもちも渡される[3][4]。かしゃもちは消火の際に使われた田んぼの泥を意味する[4]

出典

Wikiwand in your browser!

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.

Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.