Loading AI tools
ウィキペディアから
おおいぬ座VY星 VY Canis Majoris | ||
---|---|---|
太陽との大きさの比較 | ||
星座 | おおいぬ座 | |
見かけの等級 (mv) | 7.4 - 9.6 | |
変光星型 | 脈動変光星 | |
分類 | 赤色超巨星 | |
位置 | ||
赤経 (RA, α) | 07h 22m 58.29s | |
赤緯 (Dec, δ) | −25° 46′ 02.0″ | |
距離 | 約5,000 光年 (1.5 kpc) | |
物理的性質 | ||
半径 | 1420 ± 120 R☉[1] | |
質量 | 30 - 40 M☉ | |
スペクトル分類 | M3Ie - M4Ie | |
絶対等級 (H) | -9.4 | |
光度 | 500,000 L☉ | |
表面温度 | 2,900 K | |
他のカタログでの名称 | ||
VY CMa, HIP 35793, HD 58061, SAO 173591 | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
学名はVY Canis Majoris(略称:VY CMa)。直径は非常に大きく、太陽の1420倍と推定されている[1]。かつては直径は太陽の1800倍から2100倍であり、既知の恒星としては最も大きいと思われていたが、推定値が見直された結果、6番目に順位が落ちた。大きさの割に質量自体は太陽の30 - 40倍と、りゅうこつ座η星(イータ・カリーナ)やSN 2006gyに比べ約3分の1から5分の1程度しかない。
6.5等から9.6等の間を変光する脈動変光星である[2][3]。変光星総合カタログでは956日の周期で半規則的に変光するSRC型変光星として分類されているが[2]、アメリカ変光星観測者協会ではLC型の変光星として分類されている[3]。スペクトル型はM5eIbp (C6,3) である[2][3]。
この星は中心の水素がほとんど枯渇する一方、外層は元のサイズの100倍に巨大化している。重力から解放されたガスが急速に流出して質量を失いつつあり、既に元の質量の約半分を失ったと見られる。21世紀初頭のハッブル宇宙望遠鏡による観測では、ガスが周囲約1光年に渡って取り巻いており、一番外側のものは約1千年前に、最も新しいものは約50年前に流出したとみられる[4]。
その質量から、最終的には極超新星もしくは超新星爆発を起こしてブラックホールになるものと予想されており、またその時期は西暦3200年頃より前だという説がある[5]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.