Loading AI tools
中村なんによる漫画 (2018-2023) ウィキペディアから
『いじめるヤバイ奴』(いじめるヤバいやつ)は、中村なんによる日本の漫画。『マガジンポケット』(講談社)にて、2018年8月24日から2023年2月17日まで連載された[1]。2024年7月時点で累計100万部を突破している[2]。
この項目には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれています。 |
中村なんは本作を通じて、いじめを「虚しくてくだらないのはやめたほうがいい」「いつか自分に帰ってくる」ことを感じて欲しく、いじめられる側の視点の作品は多いが「暴力をふるう側も怖い」とする他と違った切り口でいじめを否定する漫画である[3]。この本作は、中村が漫画の構想中に駅のホームで酔っ払い同士の喧嘩を目撃したことで生まれたもので、中村はその様子を見て「痛そう・人を殴るのは怖い」と思うと同時に、「躊躇いもなく暴力を振るう人は、それを要求されてもできないことで加害者になる恐怖に共感してもらえるのではないか」と思い始め、以前からよく考えていたいじめ問題と合わさって、いじめることを強要される展開(一種のSMの要素)が生まれた[3]。中村は怖いシーンを描くときはペンが進みづらいが、そのときに架空のもう1人の自分である暴力が苦にならない存在に代わってもらうとスムーズに作画できるという[3]。ただ、後に架空存在の影響が強くなってしまい、害虫を駆除するときにはそれをどういじめに使えるかの方を考えてしまうと明かしている[3]。
矢場高校1年B組の仲島達也は、クラスメイトの気弱そうな女の子、白咲花に対し、虐待といえるレベルのいじめを連日連夜繰り返していた。それはクラスの中でも堂々と行われており、ほかのクラスメイトたちは次のターゲットになることを恐れ、誰も止めに入らない。そればかりか、弱みを握られている担任でさえも止めようとしない。
しかし、誰も見ていない所では、なぜか白咲が仲島を脅迫している。そう、白咲は仲島に対し、自身をいじめるよう強要していたのであった。仲島が少しでも反抗する態度を見せると、逆に白咲は仲島に対し暴力込みの制裁を加えるのであった。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.