あかねこの悪魔
ウィキペディアから
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『あかねこの悪魔』(あかねこのあくま)は、竹本泉による日本の漫画作品。『コミックビーム』(エンターブレイン)にて2010年1月号から2013年3月号まで連載された。単行本はビームコミックスより全6巻。
前作『よみきりものの…』に収録されている『ブックスパラダイス』と同じく聖林檎楽園学園第2図書館のその後が舞台であり、『ブックスパラダイス』や同じく聖林檎楽園学園が舞台の『アップルパラダイス』の登場人物達も「ひょろっと登場」する。
作中に登場し、主人公らが中に入る本は全て架空の書物であるが、コミックスのなかがき、あとがき、メイキングで数行の導入部分が書かれている。
2014年に全巻、電子書籍化されたが各巻に数ページの電子書籍版あとがきが描き下されている。
舞台は聖林檎楽園学園と呼ばれる高校。その手の本が色々ある「第2図書館」で、妙な本が好きな茜子と変な本が好きな辻島は偶然出会う。すぐ意気投合し親しくなる2人だが、会話するうちにおかしな事に気づく。同じ本を読んだはずなのに、その内容が大きく食い違っているのだ。いぶかる2人に、1匹の赤猫が何かを訴えるように鳴きかける。その赤猫に飛びかかられた辻島は、突然人格が変わったように喋り始め、茜子に「本を助ける仕事をさせてやる」と持ちかける。辻島が茜子の手を握ったままもう一方の手で本に触れた瞬間、そこはもう日常の世界ではなかった。
「つじつま」の合った内容の本は世界として確立される。その本の中の世界に「紙魚(しみ)」と呼ばれる胴の長い猫のような生き物が棲みつくと次第に本の内容が変わって行き、「つじつま」が合わなくなり、ついには本の中の世界は崩壊してしまう。そのため「紙魚」を獲っているのが「つじつまの悪魔」なのだ。
茜子と辻島は「つじつまの悪魔」に協力し、いろんな(変な)本の中に入っては紙魚を獲る。
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