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「ああ野原の赤いガマズミよ」(ああののあかいガマズミよ、ウクライナ語: Ой у лузі червона калина、英語: Oh, the Red Viburnum in the Meadow)はウクライナの愛国歌である。
「ああ野の赤いガマズミよ」は、ボフダン・フメリニツキー時代の始まり頃、すなわち17世紀半ば頃までにその原形ができたようである[要出典][1]。ロマン主義運動の中でフォークロアや民謡などの採集が盛んにおこなわれる中、その歌詞は1875年にヴォロディミル・アントノヴィッチやミハイロ・ドラホマノウらの解説をともなって刊行された民族歌謡集『 小ロシア民族の歴史的歌謡。ボフダン・フメリニツキー時代におけるポーランド人との闘争に関する歌謡。«Историческія пѣсни малорусскаго народа. Пѣсни о борьбѣ съ Поляками при Богданѣ Хмельницкомъ.» 』第2巻に収録された[要出典][2]。1914年には、作曲家のステパン・チャルネツキー によって第一次世界大戦中のウクライナ・シーチ銃兵隊を覚えて現代の形に整えられて、後にウクライナ独立戦争中(1917〜1921年)のウクライナ人民共和国軍、また第二次世界大戦中のウクライナ蜂起軍が好んで歌い、人気を博した。この歌には曲も歌詞も、多少違うものが歌われている、愛国的行進曲風の歌である。
歌詞にある「赤いガマズミ」はレンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木「セイヨウカンボク」(ウクライナ語でкалинаカルィナ)の赤い実を指し、木の高さは4~5メートルに成長し、これはウクライナの民間伝承によく登場する。[3]
2014 年のロシアによるクリミアの併合、そして2022年ロシアのウクライナ侵攻、ウクライナでは愛国歌として歌われている。
ウクライナ語原詩 | 翻字 | 日本語訳 |
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Ой у лузі червона калина похилилася, |
Oi u luzi chervona kalyna pokhylylasia, |
ああ野の赤いガマズミは垂れ下がり |
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