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ナイトジェット

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ナイトジェット
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ナイトジェット (Nightjet) は、オーストリア連邦鉄道 (ÖBB) が2016年12月11日のダイヤ改正から運行している夜行列車のブランド名である。2017年12月以降、Nightjet (NJ) は列車種別にもなっている。

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ÖBB nightjet のロゴ
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ナイトジェットの寝台車チューリッヒ中央駅
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ナイトジェットのコンパートメント車 Liegewagen(ウィーン中央駅

歴史

ユーロナイトとして販売されているÖBBの夜行列車と、2016年の12月までドイツ鉄道(DB)によって運転されていたシティナイトライン (CNL) の後継列車である。CNLの廃止により余剰となるドイツ鉄道の寝台車のうち、車齢の若い車両を譲受して運行を開始した。専用デザインの塗装が用意されたが、塗装変更は順次行われたため、しばらくはドイツ鉄道塗色のままで走行している車両も見られた。

2016年以降、CNLの名前で運行されているユーロナイトの一部はÖBBのパートナーであるクロアチア鉄道 (HŽ)、ハンガリー国鉄 (MÁV)、ポーランド国鉄 (PKP)、チェコ鉄道 (ČD)、鉄道企業体スロバキア (ZSSK) の各社によって運行されている。

2023年12月から新製車両の投入が開始された。

車内

寝台車、簡易寝台車(クシェット)、座席車の3車種が連結されている。

寝台車は日本でのA寝台に相当する。三段寝台を備えたコンパートメントで、普通寝台では洗面所が、デラックス寝台ではトイレとシャワーが個室内に設置されている。ベッドは跳ね上げ式で、昼間は座席として使用し、夜間は座席を折りたたんだ上にベッドを展開する。人数に満たない場合は男女別の相部屋となるが、割増料金を支払うと1-2人での貸し切り利用も可能である。デラックス寝台は隣接する普通寝台との間に扉があり、両方の室内から解錠するとコネクティングルームとして使用できる。一部列車にはシティナイトラインから譲受した二階建て寝台車が連結されており、こちらの場合は車内配置が一部異なる。(寝台車が2人用個室、ベッドと座席が別)

クシェットは日本でのB寝台に相当する。二段寝台の4人コンパートメントまたは三段寝台の6人コンパートメントで、基本は相部屋である。寝台車と同じく割増料金を支払うことで貸切利用も可能となっている。

座席車は6人がけのコンパートメントである。座席車のみインターシティ扱いとしても販売されており、途中で乗客の入れ替わりがあることがある。

2023年に導入された新型車では、寝台車は2人用個室となり、全室にトイレ・シャワーが設置された。クシェットは4人用と、新たに設置された1人用のミニキャビン、車椅子対応バリアフリーの3タイプが用意された。座席車は従来とは異なり、大部屋となっている。

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供食サービス

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クシェットの朝食

食堂車は連結されていないが、下記の供食サービスが行われている。

夕食

寝台車では軽食の購入が可能なことがある。車内係員に申し出ると、暖めた上で配達される。

朝食

寝台車、クシェットでは朝食が提供される。寝台車室内に朝食注文票が備え付けられており、パンやヨーグルト、サラミ、バター、飲み物などから6品を選ぶ。クシェットではパンと飲み物のみが提供される。朝食は下車駅到着のおよそ40分前に配達される。

運行

要約
視点

2017年のダイヤでは、すべてのナイトジェットがユーロナイトとして運転されていたが、2017年12月のダイヤ改正以降ÖBBによって運行されるナイトジェットは、列車種別がNightjet (NJ) に変更された。オーストリアでの国内交通に加え、ドイツ、イタリア、スイス、ポーランド、スロバキア、クロアチア、スロベニアの各地を結んでいる。2020年のダイヤ(2019年12月改正)では、以下の列車が運行されている[1]

さらに見る 列車番号, 沿線国 ...
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脚注

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関連項目

外部リンク

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