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プロボクシングのトーナメント大会 ウィキペディアから
World Boxing Super Series(ワールドボクシング・スーパーシリーズ、WBSS)は、Comosa社が主催するプロボクシングのトーナメント戦。2017年から開始。2シーズンが開催され、2021年6月に第3シーズンの開催が発表されたが、開催されないまま自然消滅に至った。
World Boxing Super Series | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2016年4月26日 - |
登録者数 | 約19万人 |
総再生回数 | 約4784万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年8月4日時点。 |
Comosa社(Comosa社は2017年3月に下記メンバーにより設立されたイベントプロモーター会社[1]。設立時の拠点はチューリッヒ[2]。)
World Boxing Super Seriesでは3人の公式ジャッジに特別ルールで4人目のジャッジが加えられ、3人の公式ジャッジの採点が引き分けになった場合や、試合結果が無効試合や無判定試合になった場合に、この4人目のジャッジの採点が採用されトーナメントの勝者が決められる[6]。
第2シーズンで、ファイトマネーの遅配や主催者対応の遅さからイバン・バランチェクがトーナメント撤退を表明、レジス・プログレイスもトーナメント撤退を示唆し、資金難によるWBSS継続危機報道がされた[7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17][18]。またそのためか、予定より試合日程の遅れが目立ち、試合が決まらない不信感からノニト・ドネアもトーナメント撤退を示唆した[19][20]。
2019年8月にプログレイスが正式にトーナメント撤退を表明し、主催のComosa社をアメリカの連邦裁判所に試合報酬の未払い等で提訴した[21]。その後両陣営が歩み寄りプログレイス陣営は訴訟を取り下げた[22]。
シーズン | 開催年 | 階級 | 優勝者 | 準優勝者 |
---|---|---|---|---|
第1シーズン | 2017–18 | クルーザー級 | オレクサンドル・ウシク | ムラト・ガシエフ |
スーパーミドル級 | カラム・スミス | ジョージ・グローブス | ||
第2シーズン | 2018–19 | スーパーライト級 | ジョシュ・テイラー | レジス・プログレイス |
バンタム級 | 井上尚弥 | ノニト・ドネア | ||
クルーザー級(2回目) | マイリス・ブリエディス | ユニエル・ドルティコス |
第1シーズンは2017年9月に始まり、クルーザー級とスーパーミドル級で開催され、2018年9月までに終了した。
優勝賞金は1000万米ドルで、2階級合わせて賞金総額5000万米ドルの大会[23][24]。
2017年7月8日にモンテカルロで開催されたトーナメント組み合わせ発表会で、主催者により選ばれたシード選手のオレクサンドル・ウシク(第1シード)、マイリス・ブリエディス(第3シード)、ユニエル・ドルティコス(第4シード)がそれぞれ対戦相手を選んで、トーナメント一回戦の組み合わせが決定した。また 第2シードのムラト・ガシエフとクシシュトフ・ヴウォダルチクのIBFの指名試合がトーナメント一回戦に組み込まれた[25][26]。
※クシシュトフ・グウォヴァツキとマテウシュ・マステルナクをリザーブ選手として登録[27]。
※はトーナメント参加時の戦績と世界王座
名前 | 戦績(※) | 世界王座(※) |
---|---|---|
オレクサンドル・ウシク | 12戦 12勝 (10KO) 無敗 | WBO世界クルーザー級王者 |
ムラト・ガシエフ | 24戦 23勝 (17KO) 無敗 1無効試合 | IBF世界クルーザー級王者 |
マイリス・ブリエディス | 22戦 22勝 (18KO) 無敗 | WBC世界クルーザー級王者 |
クシシュトフ・ヴウォダルチク | 57戦 53勝 (37KO) 3敗 1分 | |
ユニエル・ドルティコス | 21戦 21勝 (20KO) 無敗 | WBA世界クルーザー級正規王者 |
マルコ・フック | 45戦 40勝 (27KO) 4敗 1分 | |
ディミトリー・クドリャショフ | 22戦 21勝 (21KO) 1敗 | |
マイク・ペレス | 25戦 22勝 (14KO) 2敗 1分 | |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2017年9月9日 | オレクサンドル・ウシク | 10R 2:18 TKO | マルコ・フック | ドイツ ベルリン・マックス・シュメリング・ハレ | WBO世界クルーザー級タイトルマッチ[28][29] |
2017年9月23日 | ユニエル・ドルティコス | 2R 2:10 TKO | ディミトリー・クドリャショフ | アメリカ合衆国 テキサス州サンアントニオ・アラモドーム | WBA世界クルーザー級タイトルマッチ[30][31][32] |
2017年9月30日 | マイリス・ブリエディス | 12R 判定3-0 | マイク・ペレス | ラトビア リガ・アリーナ・リガ | WBC世界クルーザー級タイトルマッチ[33][34] |
2017年10月21日 | ムラト・ガシエフ | 3R 1:57 KO | クシシュトフ・ヴウォダルチク | アメリカ合衆国 ニュージャージー州ニューアーク・プルデンシャル・センター | IBF世界クルーザータイトルマッチ[35][36] |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年1月27日 | オレクサンドル・ウシク | 12R 判定2-0 | マイリス・ブリエディス | ラトビア リガ・アリーナ・リガ | WBC・WBO世界クルーザー級王座統一戦[37][38] |
2018年2月3日 | ムラト・ガシエフ | 12R 2:52 TKO | ユニエル・ドルティコス | ロシア ソチ・ボリショイ・アイス・ドーム | WBA・IBF世界クルーザー級王座統一戦[39][40][41] |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年7月21日 | オレクサンドル・ウシク | 12R 判定3-0 | ムラト・ガシエフ | ロシア モスクワ・オリンピック・スタジアム | WBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦[42] |
一回戦 2017年9月9日(ベルリン・マックス・シュメリング・ハレ) 9月23日(サンアントニオ・アラモドーム) 9月30日(リガ・アリーナ・リガ) 10月21日(ニューアーク・プルデンシャル・センター) |
準決勝 2018年1月27日(アリーナ・リガ) 2月3日(ソチ・ボリショイ・アイス・ドーム) |
決勝戦 7月21日(モスクワオリンピック・スタジアム) | |||||||||||
○ | TKO | ||||||||||||
● | 10R 2:18 | ||||||||||||
○ | オレクサンドル・ウシク |
判定2-0 | |||||||||||
● | マイリス・ブリエディス |
12R | |||||||||||
○ | 判定3-0 | ||||||||||||
● | 12R | ||||||||||||
○ | オレクサンドル・ウシク |
判定3-0 | |||||||||||
● | ムラト・ガシエフ |
12R | |||||||||||
● | KO | ||||||||||||
○ | 3R 1:57 | ||||||||||||
○ | ムラト・ガシエフ |
KO | |||||||||||
● | ユニエル・ドルティコス |
12R 2:52 | |||||||||||
○ | KO | ||||||||||||
● | 2R 2:10 |
2017年7月8日にモンテカルロで開催されたトーナメント組み合わせ発表会で、主催者により選ばれたシード選手のジョージ・グローブス(第1シード)、カラム・スミス(第2シード)、ユルゲン・ブリーマー(第4シード)がそれぞれ対戦相手を選んで、トーナメント一回戦の組み合わせが決定した。尚第3シードでの出場権を懸けた試合は7日後に行われ、出場選手が未確定の為主催者が代理で選んだ。
※2017年7月15日、ウェンブリー・アリーナでクリス・ユーバンク・ジュニアとアルツール・アブラハムで第3シードでの出場権を懸けて対戦し[43]、ユーバンク・ジュニアが12回3-0(118-110×2、120-108)の判定勝ちを収め第3シードになり本戦出場を決めた[44][45][46]。
※パトリック・ニールセンとビンセント・フェイゲンブッツをリザーブ選手として登録[47]。
※はトーナメント参加時の戦績と世界王座
名前 | 戦績(※) | 世界王座(※) |
---|---|---|
ジョージ・グローブス | 29戦 26勝 (19KO) 3敗 | WBA世界スーパーミドル級スーパー王者 |
クリス・ユーバンク・ジュニア | 26戦 25勝 (19KO) 1敗 | IBO世界スーパーミドル級王者 |
カラム・スミス | 22戦 22勝 (17KO) 無敗 | |
ユルゲン・ブリーマー | 51戦 48勝 (35KO) 3敗 | |
ロブ・ブラント | 22戦 22勝 (15KO) 無敗 | |
ジェイミー・コックス | 24戦 24勝 (13KO) 無敗 | |
アブニ・イルディリム | 16戦 16勝 (10KO) 無敗 | |
エリック・スコーグランド | 26戦 26勝 (12KO) 無敗 | |
中途参加選手
(※はトーナメント参加時の戦績)
名前 | 戦績(※) | 補足 |
---|---|---|
ニキー・ホルツケン | 13戦 13勝 (10KO) 無敗 | ユルゲン・ブリーマーの替わり |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2017年9月16日 | カラム・スミス | 12R 判定3-0 | エリック・スコーグランド | イギリス リヴァプール・M&S・バンク・アリーナ | WBC世界スーパーミドル級ダイヤモンド王座決定戦 |
2017年10月7日 | クリス・ユーバンク・ジュニア | 3R 1:58 KO | アブニ・イルディリム | ドイツ シュトゥットガルト・ハンス=マルティン・シュライヤー・ハレ | IBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ[48][49] |
2017年10月14日 | ジョージ・グローブス | 4R 1:42 KO | ジェイミー・コックス | イギリス ロンドン・SSEアリーナ・ウェンブリー | WBAスーパー世界スーパーミドル級タイトルマッチ[50][51][52] |
2017年10月27日 | ユルゲン・ブリーマー | 12R 判定3-0 | ロブ・ブラント | ドイツ シュヴェリーン・シュポルト・ウント・コングレスハレ | [53][54] |
※ブリーマーがインフルエンザを罹患し離脱、替わりの選手としてニキー・ホルツケンが参加する[55][56]。
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年2月17日 | ジョージ・グローブス | 12R 判定3-0 | クリス・ユーバンク・ジュニア | イギリス マンチェスター・マンチェスター・アリーナ | WBAスーパー・IBO世界スーパーミドル級王座統一戦[57][58][59] |
2018年2月24日 | カラム・スミス | 12R 判定3-0 | ニキー・ホルツケン | ドイツ ニュルンベルク・アレーナ・ニュルンベルク・フェアズィッヒェルング | WBC世界スーパーミドル級ダイヤモンドタイトルマッチ[60][61] |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年9月29日 | カラム・スミス | 7R 2:04 KO | ジョージ・グローブス | サウジアラビア ジッダ・キング・アブドゥッラー・スポーツシティ | WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ[62] |
一回戦 2017年9月16日(リヴァプール・M&S・バンク・アリーナ) 10月7日(シュトゥットガルト・ハンス=マルティン・シュライヤー・ハレ) 10月14日(ロンドン・SSEアリーナ・ウェンブリー) 10月27日(シュヴェリーン・シュポルト・ウント・コングレスハレ) |
準決勝 2018年2月17日(マンチェスター・マンチェスター・アリーナ) 2月24日(ニュルンベルク・アレーナ・ニュルンベルク・フェアズィッヒェルング) |
決勝戦 9月29日(ジッダ・キング・アブドゥッラー・スポーツシティ) | |||||||||||
○ | KO | ||||||||||||
● | ジェイミー・コックス |
4R 2:18 | |||||||||||
○ | ジョージ・グローブス |
判定3-0 | |||||||||||
● | クリス・ユーバンク・ジュニア |
12R | |||||||||||
○ | 3R 1:58 | ||||||||||||
● | アブニ・イルディリム |
KO | |||||||||||
● | ジョージ・グローブス |
KO | |||||||||||
○ | カラム・スミス |
7R 2:04 | |||||||||||
● | 判定3-0 | ||||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
○ | カラム・スミス |
判定3-0 | |||||||||||
● | 12R | ||||||||||||
○ | 判定3-0 | ||||||||||||
● | 12R |
第2シーズンはスーパーライト級とバンタム級と[63]、第1シーズンに続いてクルーザー級が開催されることとなった。
主催のComosa社からは優勝賞金や試合報酬の公式な発表はなかったが、出場選手のレジス・プログレイスが金銭問題が生じたことでComosa社に対して起こした訴訟から、スーパーライト級トーナメントの報酬は、1回戦の報酬がファイトマネー50万ドルと勝利ボーナス50万ドル、準決勝の報酬がファイトマネー50万ドルと勝利ボーナス60万ドル、決勝の報酬がファイトマネー70万ドルと勝利ボーナス130万ドルであることが明らかになっている[64]。
バンタム級トーナメントの報酬は、日本で推定金額として、ファイトマネーと勝利ボーナスを合わせた報酬が、1回戦60万ドル、準決勝80万ドル、決勝戦100万ドルと報道された[65]。
2018年7月20日、ロシア・モスクワで組み合わせ発表会が開催され、主催者が2人のシード選手を決めて、第一シードのレジス・プログレイスがテリー・フラナガン、第二シードのジョシュ・テイラーが残りのライアン・マーティンを対戦相手に選んでトーナメント一回戦の組み合わせが決定した[66]。他にキリル・レリクとエドゥアルド・トロヤノフスキーのWBAの指名試合、イバン・バランチェクとアンソニー・イギットのIBF同級王座決定戦がトーナメント一回戦に組み込まれた[67][68]。
2019年11月20日にイギリスアンチ・ドーピング機関(UKAD)が、2018年11月3日のジョシュ・テイラーとの試合で禁止物質アンドロステロンとエチオコラノンの陽性反応が検出されドーピング検査に失格していたライアン・マーティンに、4年間の試合出場禁止処分を下した[69][70]。
※ビクトル・ポストルとスブリエル・マティアスをリザーブ選手として登録[71][72]。
※はトーナメント参加時の戦績と世界王座
名前 | 戦績(※) | 世界王座(※) |
---|---|---|
レジス・プログレイス | 22戦 22勝 (19KO) 無敗 | WBC世界スーパーライト級暫定王者 |
ジョシュ・テイラー | 13戦 13勝 (11KO) 無敗 | |
キリル・レリク | 24戦 22勝 (19KO) 2敗 | WBA世界スーパーライト級王者 |
エドゥアルド・トロヤノフスキー | 28戦 27勝 (24KO) 1敗 | |
イバン・バランチェク | 18戦 18勝 (11KO) 無敗 | |
ライアン・マーティン | 22戦 22勝 (12KO) 無敗 | |
テリー・フラナガン | 33戦 32勝 (13KO) 1敗 | |
アンソニー・イギット | 22戦 21勝 (7KO) 無敗 1分 | |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年10月7日 | キリル・レリク | 12R 判定3-0 | エドゥアルド・トロヤノフスキー | 日本 横浜アリーナ | WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ[73] |
2018年10月27日 | レジス・プログレイス | 12R 判定3-0 | テリー・フラナガン | アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・レイクフロント・アリーナ | |
2018年10月27日 | イバン・バランチェク | 7R 終了 TKO | アンソニー・イギット | アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・レイクフロント・アリーナ | IBF世界スーパーライト級王座決定戦[74] |
2018年11月3日 | ジョシュ・テイラー | 7R 2:21 TKO | ライアン・マーティン | イギリス グラスゴー・The SSE Hydro |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2019年4月27日 | レジス・プログレイス | 6R 1:36 TKO | キリル・レリク | アメリカ合衆国 ラファイエット・ケイジャン・ドーム | WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ |
2019年5月18日 | ジョシュ・テイラー | 12R 判定3-0 | イバン・バランチェク | イギリス グラスゴー・The SSE Hydro | IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ[75] |
一回戦 2018年10月7日(横浜市・横浜アリーナ) 10月27日(ニューオーリンズ・レイクフロント・アリーナ) 11月3日(グラスゴー・The SSE Hydro) |
準決勝戦 2019年4月27日(ラファイエット・ケイジャン・ドーム) 5月18日(The SSE Hydro) |
決勝戦 2019年10月26日(ロンドン・O2アリーナ) | |||||||||||
● | 12R | ||||||||||||
○ | 判定3-0 | ||||||||||||
○ | レジス・プログレイス |
TKO | |||||||||||
● | キリル・レリク |
6R 1:36 | |||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
● | 判定3-0 | ||||||||||||
レジス・プログレイス |
12R | ||||||||||||
ジョシュ・テイラー |
判定2-0 | ||||||||||||
○ | TKO | ||||||||||||
● | ライアン・マーティン |
7R 2:21 | |||||||||||
○ | ジョシュ・テイラー |
12R | |||||||||||
● | イバン・バランチェク |
判定3-0 | |||||||||||
○ | TKO | ||||||||||||
● | アンソニー・イギット |
7R 終了 |
2018年5月9日、イギリス・ロンドンで記者会見が開かれ、WBAスーパー王者ライアン・バーネット、WBO王者ゾラニ・テテ、IBF王者エマヌエル・ロドリゲスの出場が発表された[77][78]。 同年7月1日にジェイソン・モロニーが出場し、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲスとの指名試合をトーナメント一回戦で行うことが発表された[79][80]。5日には5階級制覇王者のノニト・ドネア[81]、9日にはファン・カルロス・パヤノ[82][83]、11日にはWBAレギュラー王者井上尚弥[84][85]、17日にはミーシャ・アロイヤンの出場がそれぞれ発表された[86]。
2018年7月20日、ロシア・モスクワで組み合わせ発表会が開催され、主催者が3人のシード選手を決めて、第一シードのライアン・バーネットがノニト・ドネア、第二シードの井上尚弥がファン・カルロス・パヤノ、第三シードのゾラニ・テテが残りのミーシャ・アロイヤンを対戦相手に選んでトーナメント一回戦の組み合わせが決定した[66]。他にエマヌエル・ロドリゲスとジェイソン・モロニーのIBFの指名試合がトーナメント一回戦に組み込まれた[67]。
※はトーナメント参加時の戦績と世界王座
名前 | 戦績(※) | 世界王座(※) |
---|---|---|
井上尚弥 | 16戦 16勝 (14KO) 無敗 | WBA世界バンタム級レギュラー王者 |
ライアン・バーネット | 19戦 19勝 ( | 9KO) 無敗WBA世界バンタム級スーパー王者 |
ゾラニ・テテ | 30戦 27勝 (21KO) 3敗 | WBO世界バンタム級王者 |
ファン・カルロス・パヤノ | 21戦 20勝 ( | 9KO) 1敗|
エマヌエル・ロドリゲス | 18戦 18勝 (12KO) 無敗 | IBF世界バンタム級王者 |
ミーシャ・アロイヤン | 4戦 4勝 (0KO) 無敗 | |
ノニト・ドネア | 43戦 38勝 (24KO) 5敗 | |
ジェイソン・モロニー | 17戦 17勝 (14KO) 無敗 | |
中途参加選手
(※はトーナメント参加時の戦績)
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年10月7日 | 井上尚弥 | 1R 1:10 KO | ファン・カルロス・パヤノ | 日本 横浜アリーナ | WBA世界バンタム級タイトルマッチ[88] |
2018年10月13日 | ゾラニ・テテ | 12R 判定3-0 | ミーシャ・アロイヤン | ロシア エカテリンブルク・エカテリンブルク・エクスポ | WBO世界バンタム級タイトルマッチ[89] |
2018年10月20日 | エマヌエル・ロドリゲス | 12R 判定2-1 | ジェイソン・モロニー | アメリカ合衆国 オーランド・CFE・アリーナ | IBF世界バンタム級タイトルマッチ[90] |
2018年11月3日 | ノニト・ドネア | 4R 終了 TKO | ライアン・バーネット | イギリス グラスゴー・The SSE Hydro | WBAスーパー・世界バンタム級タイトルマッチ[91] |
※テテが肩を故障し離脱、替わりの選手としてステフォン・ヤングが参加する[92]。
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2019年4月27日 | ノニト・ドネア | 6R 2:37 KO | ステフォン・ヤング | アメリカ合衆国 ラファイエット・ケイジャン・ドーム | WBA世界スーパー・世界バンタム級タイトルマッチ[93] |
2019年5月18日 | 井上尚弥 | 2R 1:19 KO | エマヌエル・ロドリゲス | イギリス グラスゴー・The SSE Hydro | IBF世界バンタム級タイトルマッチ[94] |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2019年11月7日 | 井上尚弥 | 12R 判定3-0 | ノニト・ドネア | 日本 さいたまスーパーアリーナ | WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦[95] |
一回戦 2018年10月7日(横浜市・横浜アリーナ) 10月13日(エカテリンブルク・エカテリンブルク・エクスポ) 10月20日(オーランド・CFE・アリーナ) 11月3日(グラスゴー・The SSE Hydro) |
準決勝戦 2019年4月27日(ラファイエット・ケイジャン・ドーム) 5月18日(The SSE Hydro) |
決勝戦 2019年11月7日(さいたま市・さいたまスーパーアリーナ) | |||||||||||
● | 4R 終了 | ||||||||||||
○ | TKO | ||||||||||||
○ | ノニト・ドネア |
KO | |||||||||||
● | ステフォン・ヤング |
6R 2:37 | |||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
● | ミーシャ・アロイヤン |
判定3-0 | |||||||||||
● | ノニト・ドネア |
12R | |||||||||||
○ | 井上尚弥 |
判定3-0 | |||||||||||
○ | KO | ||||||||||||
● | 1R 1:10 | ||||||||||||
○ | 井上尚弥 |
KO | |||||||||||
● | エマヌエル・ロドリゲス |
2R 1:19 | |||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
● | 判定2-1 |
2018年8月21日、第2回目のクルーザー級トーナメントが開催されることが発表された[96][97]。
2018年8月29日、組み合わせ発表会は開催せず、8人の出場選手と試合組み合わせが同時に発表された[98]。
※クルーザー級第2回トーナメントはリザーブ選手登録無しで開催された。
※はトーナメント参加時の戦績と世界王座
名前 | 戦績(※) | 世界王座(※) |
---|---|---|
マイリス・ブリエディス | 25戦 24勝 (18KO) 1敗 | |
クシシュトフ・グウォヴァツキ | 31戦 30勝 (19KO) 1敗 | |
ユニエル・ドルティコス | 23戦 22勝 (21KO) 1敗 | |
マキシム・ウラソフ | 44戦 42勝 (25KO) 2敗 | |
アンドリュー・タビティー | 16戦 16勝 (13KO) 無敗 | |
マテウシュ・マステルナク | 45戦 41勝 (28KO) 4敗 | |
ルスラン・ファイファー | 23戦 23勝 (16KO) 無敗 | |
ノエル・ゲボール | 24戦 23勝 (10KO) 1敗 | |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2018年10月13日 | アンドリュー・タビティー | 12R 判定3-0 | ルスラン・ファイファー | ロシア エカテリンブルク・エカテリンブルク・エクスポ | |
2018年10月20日 | ユニエル・ドルティコス | 12R 判定3-0 | マテウシュ・マステルナク | アメリカ合衆国 オーランド・CFE・アリーナ | |
2018年11月10日 | クシシュトフ・グウォヴァツキ | 12R 判定3-0 | マキシム・ウラソフ | アメリカ合衆国 シカゴ・クレジット・ユニオン・1・アリーナ | WBO世界クルーザー級暫定王座決定戦 |
2018年11月10日 | マイリス・ブリエディス | 12R 判定3-0 | ノエル・ゲボール | アメリカ合衆国 シカゴ・クレジット・ユニオン・1・アリーナ | WBC世界クルーザー級ダイヤモンド王座決定戦 |
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2019年6月15日 | ユニエル・ドルティコス | 10R 2:33 KO | アンドリュー・タビティー | ラトビア リガ・アリーナ・リガ | IBF世界クルーザー級王座決定戦[99] |
2019年6月15日 | マイリス・ブリエディス | 3R 0:27 KO | クシシュトフ・グウォヴァツキ | ラトビア リガ・アリーナ・リガ | WBO世界クルーザー級タイトルマッチ |
決勝
日時 | 勝者 | 試合結果 | 敗者 | 開催地 | タイトル |
---|---|---|---|---|---|
2020年9月26日 | マイリス・ブリエディス | 12R 判定2-0 | ユニエル・ドルティコス | ドイツ ミュンヘン・プラザメディア・ブロードキャスティング・センター | IBF世界クルーザー級タイトルマッチ[100] |
一回戦 2018年10月13日(エカテリンブルク・エカテリンブルク・エクスポ) 10月20日(オーランド・CFE・アリーナ) 11月10日(シカゴ・クレジット・ユニオン・1・アリーナ) |
準決勝戦 2019年6月15日(リガ・アリーナ・リガ) |
決勝戦 2020年9月26日(ミュンヘン・プラザメディア・ブロードキャスティング・センター) | |||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
● | 判定3-0 | ||||||||||||
○ | マイリス・ブリエディス |
KO | |||||||||||
● | クシシュトフ・グウォヴァツキ |
3R 0:27 | |||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
● | 判定3-0 | ||||||||||||
○ | マイリス・ブリエディス |
12R | |||||||||||
● | ユニエル・ドルティコス |
判定2-0 | |||||||||||
○ | 12R | ||||||||||||
● | マテウシュ・マステルナク |
判定3-0 | |||||||||||
○ | ユニエル・ドルティコス |
KO | |||||||||||
● | アンドリュー・タビティー |
10R 2:33 | |||||||||||
● | ルスラン・ファイファー |
12R | |||||||||||
○ | アンドリュー・タビティー |
判定3-0 |
2021年6月21日、第3シーズンは女子スーパーフェザー級で開催されることが発表された[101]。
しかし第3シーズン開催発表前の2021年3月、ザウアーラント・イベントがワッサーマン・メディア・グループに買収され、ワッサーマン・ボクシングが設立しベルリンからロンドンに本部を移転した[102]。発表から3ヶ月後の9月10日、クラーゲンフルトのヴェルターゼー・シュターディオンで行われたフィリップ・フルゴビッチ対マルコ・ラドンジッチ戦をマッチメイクしたザウアーラントのマッチメーカーでWBSSトーナメント編成に大きな影響を持っていたトム・ダラスがこの興行開催をきっかけとなり翌年にマッチルーム・スポーツの新しいマッチメーカーとして引き抜かれた[103]。
2022年2月10日、ハイライト・イベント・アンド・エンターテインメントの社長兼WBSSCEOのアンドレアス・ベンズがワッサーマン・ボクシングの経営に専念する為にWBSS代表を退いたカッレ・ザウアーラントの後任の代表に就任、WBSS新しいCEOにUEFAチャンピオンズリーグのマーケティング部門で永らく活躍したトーマス・シュミットが就任した[104]。だが新型コロナ禍のダメージが深刻となり第3シーズンの開催を模索した新しい経営陣の刷新による効果は長続きせず、6月にXのツィートを最高に活動は停止され、後にXやInstagramに公式YouTubeチャンネルが削除されComosa社及びWBSSは自然消滅した[105]。
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