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『TATSUMI(タツミ)』(邦題:『TATSUMI マンガに革命を起こした男』)は、マンガ家(劇画作家)辰巳ヨシヒロの自叙伝的マンガ作品『劇画漂流』(英題: A Drifting Life)と同作家の短編作品5話を原作としたシンガポールの長編アニメーション映画。
エリック・クー監督により制作され、第64回カンヌ国際映画祭(2011年)のオフィシャル・セレクション(ある視点部門)に選出。アニメーション作品の選出は同映画祭史上13本目、日本語によるアニメーション作品としては史上2本目である。アニメーション制作は、世界初のフルCGテレビアニメーション『リブート』(英題: ReBoot)を制作したフィル・ミッチェルがクリエイティブ・ディレクターとして指揮を執り、ナレーションは辰巳ヨシヒロ自身、本編の声優・ナレーションは別所哲也が一人で六役を務めた。カンヌにて上映されて以降、約20ヶ国で配給された。第84回アカデミー賞の外国語映画賞ではシンガポール代表として出品。
日本においては、東京国際映画祭(2011年)、京都シネマ(2013年8月)、日本外国特派員協会(2013年11月)における特別上映を経て、2014年11月15日よりスターサンズ配給にて角川シネマ新宿ほかで順次全国公開。
終戦直後より高度成長期に至るまでの道のりで、子供向けとされていた漫画に、大人をターゲットにした「劇画」という概念を生み出した漫画家・辰巳ヨシヒロ。少年時代から青年期、そして現在に至るまでの辰巳、そして日本の時代の移り変わりを、辰巳の5つの短編作品を交えながら描いていく。
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