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アメリカの音楽雑誌 ウィキペディアから
『ローリング・ストーン』(Rolling Stone)は、音楽や政治、大衆文化を扱うアメリカ合衆国の隔週発行の雑誌である。雑誌は1967年に雑誌編集者ヤン・ウェナー、音楽評論家ラルフ・J・グリースン、作家・詩人ジョナサン・コットらによって創刊された。サンフランシスコで創刊されたが、1977年にニューヨークに移転した。
1970年代から政治的な報道で知られており、時々論争の的となるゴンゾージャーナリストハンター・S・トンプソンのそれは特に有名である。 現在オーストラリア、スペイン、フランス、イタリア、ドイツ、ロシア、中東地域、アルゼンチン、メキシコ、チリ、ブラジル、インドネシア、日本、インド、南アフリカで各国版が刊行されている。
誌名はイギリスのロックバンド「ローリング・ストーンズ」と同様、マディ・ウォーターズの楽曲「Rollin' Stone」から拝借している。
1972年に、「自分が『ローリング・ストーン』の表紙を飾りたい」と歌う『あこがれのローリング・ストーン』をシェル・シルヴァスタインが書き、ドクター・フック&ザ・メディスン・ショーが歌って発表した。この曲はヒットし、ドクター・フック&ザ・メディスン・ショーは実際に『ローリング・ストーン』の表紙を飾ることになった。
2021年、同誌創刊以来初のアジアのグループとしてBTSが6月号の表紙を飾った[3]。
一部のアーティストは表紙を何度も飾り、それはアイコンのようになった。ビートルズは、ソロを含め30回以上表紙を飾っている[4] 。最初の10号は以下の人物が表紙を飾った。
1973年、ローリングストーンジャパンから同年の9月号として初めて日本版が刊行される。当時桑原茂一らによって創刊された版は3年ほどで廃刊になった。この頃、桑原と糸井重里が知り合っている[5]。その後はさまざまな雑誌を通じてアメリカ版『ローリングストーン』の翻訳記事の一部が日本に届けられていた。
2007年、30年以上の歳月を経てILM(株式会社インターナショナル・ラグジュアリー・メディア)から『ローリングストーン』日本版復刊。同年3月10日に2007年4月号として、ニルヴァーナのカート・コバーンを表紙にした創刊号がリリース。 「買わずにいられない。読むこと自体がかっこいい。音楽・ファッション・カルチャーが融合した、知的好奇心たっぷりな、20代からの新ライフスタイル男性誌です」というキャッチコピーの元、月刊誌として展開された。編集発行人は大久保清彦[6]。
2011年7月号(表紙:尾崎豊)より3代目『ローリングストーン』日本版としてリニューアル創刊される。株式会社パワートゥザピープル発行、セブン&アイ出版発売。日本人アーティスト、アイドル、タレントを中心に、本国アメリカ版、各国版の記事も翻訳掲載し、日本版としての体裁で発行している。ファッション記事が多く、アメリカ版とはかなりテイストの異なる雑誌になっている。WEBサイトもアメリカ版のレイアウトに合わせているが、日本版の記事を掲載した独自のものになっている。
2017年12月25日発売号(表紙:B'z)から4代目『ローリングストーン』日本版(題字は『Rolling Stone Japan』)としてニューアルされ、CCCミュージックラボ株式会社から季刊誌として出版されている[7][8]。
ローリング・ストーンでは年間のベストアルバム、ベストソングをランキングで発表している[9]。
Rolling Stone's Best Album of the Year
Rolling Stone's Best Single of the Year
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