NX仙台塩竈港運株式会社(エヌエックスせんだいしおがまこううん、英: NX SENDAISHIOGAMA KOUN CO.,LTD.)は、宮城県塩竈市に本社を置く、NXグループの港湾運送事業を主業務とする総合物流企業である。
仙台塩釜港の「仙台港区」と「塩釜港区」にて港湾運送事業の全般を執り行っており、在来貨物船の積卸作業や海上コンテナの積卸作業を主業務として執り行っている。その他に第二種貨物利用運送事業(鉄道・内航)や貨物自動車運送事業、倉庫業、通関業、船舶代理店事業、産業廃棄物収集運搬業など様々な物流事業を執り行っている。
日本通運の単独株式移転による持株会社制への移行並びにグループブランド「NX」の導入に伴い、2022年1月4日付で塩竈港運株式会社(しおがまこううん、英: SHIOGAMA KOUN CO.,LTD.)から社名変更された[1]。
- 1944年(昭和19年) 6月 ‐ 当時、塩釜港にて事業を行っていた「日本通運株式会社塩釜支店」・「塩竈港湾運送株式会社」・「白石商会」・「塩竈海運合資会社」「三石運輸部」の5社を合併し「塩竈港運送株式会社を設立。 資本金230万円。
- 1945年(昭和20年) 9月 ‐ 塩竈港平田艀運送株式会社と合併。
- 1951年(昭和26年) - 日本通運株式会社計算加盟店(後の公計加盟店)となる。
- 1951年(昭和26年) 5月 - 通運事業免許取得(塩竈港駅・塩竈埠頭駅)(業法改正によるもの)。
- 1952年(昭和27年) 4月 - 資本金994万円。
- 1952年(昭和27年) 4月 - 一般区域貨物自動車運送事業免許取得(業法改正によるもの)。
- 1951年(昭和27年) 5月 - 定款に損害保険代理店業を追加。
- 1954年(昭和29年) 6月 - 創立10周年記念式典挙行。
- 1956年(昭和31年) 7月 - 「塩竈駅前営業所」を開設(通運事業)。
- 1957年(昭和32年) 5月 - 自動車運送取扱事業申請。
- 1959年(昭和34年) 6月 - 「東北電力構内事業所」を開設。
- 1961年(昭和36年)11月 - 倉庫業許可(業務改正によるもの)。
- 1962年(昭和37年) 9月 - 港湾運送事業(一般・船内・沿岸・艀・筏)免許取得(業法改正によるもの)。
- 1963年(昭和38年) 4月 - 資本金増資により6,000万円になる。
- 1963年(昭和38年) 6月 - 創立20周年記念式典挙行。
- 1965年(昭和40年) 9月 - 通運事業(宮城野駅・長町駅)免許取得。
- 1965年(昭和40年)10月 - 「塩竈魚市場営業所」を開設。
- 1968年(昭和43年) 6月 - 資本金増資により9,000万円になる。
- 1969年(昭和44年) 1月 - 資本金増資により1億2,000万円になる。
- 1969年(昭和44年) 8月 - 内航運送取扱業許可。
- 1969年(昭和44年) 9月 - 「塩竈港サイロ株式会社」を設立。
- 1969年(昭和44年)10月 - 「有限会社コーウン商事」を設立。
- 1970年(昭和45年) 7月 - 通関業許可(業法改正によるもの)。
- 1971年(昭和46年) 6月 - 「仙台港事業所」を開設。
- 1974年(昭和49年) 8月 - 「川鉄倉庫事業所」を開設。
- 1974年(昭和49年) 8月 - 宮城県共同倉庫株式会社を関係会社19社とともに共同設立。
- 1975年(昭和50年) 3月 - 「仙台港一号上屋」完成。
- 1975年(昭和50年) 6月 - 「仙台臨海鉄道仙台埠頭駅」に対する通運免許申請。
- 1975年(昭和50年)11月 - 「塩竈埠頭企業有限会社」を設立。
- 1976年(昭和51年) 6月 - 仙台港サイロ株式会社に資本参加。
- 1977年(昭和52年) 6月 - 「仙台港二号上屋」完成。
- 1978年(昭和53年) 2月 - 仙台港流通ターミナル株式会社に出資。
- 1978年(昭和53年) 9月 - 「仙台港三号上屋」完成。
- 1980年(昭和55年) 6月 - 本社 新社屋完成(宮城県塩釜市貞山通一丁目6-38)。
- 1980年(昭和55年)12月 - 久保田鉄工株式会社の合成管業務開始。
- 1981年(昭和56年)11月 - 軽車輛運送事業登録。
- 1984年(昭和59年) 4月 - 「仙台港事務所」に詰所を新設(仙台市港四丁目)。
- 1986年(昭和61年) 9月 - 「仙台港四号上屋」完成。
- 1987年(昭和62年) 9月 - 「宮城野駅」の取扱い(コンテナ限定)を認可。
- 1988年(昭和63年) 3月 - 社内報「コーウンニュース」創刊。
- 1988年(昭和63年)11月 - 子会社の塩竈埠頭企業有限会社の称号を変更し「港運輸送有限会社」とする。
- 1989年(平成元年) 3月 - 塩竈埠頭駅にてJRコンテナの取扱いを開始。
- 1989年(平成元年) 6月 - 創立45周年記念式典挙行。
- 1989年(平成元年) 6月 - 塩竈港運送株式会社 社史「45年史」を刊行。 社史「45年史」は国立国会図書館の蔵書となる。
- 1990年(平成2年) 4月 - 子会社「港運輸送有限会社」を設立。
- 1993年(平成5年) 1月 - 仙台港営業支店の中に・「海運倉庫課」・「複合物流課」・「国際輸送課」の三課が新設される。
- 1993年(平成5年) 5月 - 旅行代理店の「コーウントラベル」を開業。
- 1994年(平成6年) 4月 ‐ 仙台港駅にて、JRコンテナの取扱いを開始。
- 1995年(平成7年) 6月 - 「仙台港高砂コンテナターミナル」が稼働開始。
- 1995年(平成7年) 7月 ‐ 外航コンテナ船の取扱いを開始。
- 1996年(平成8年) 3月 - 仙台港支店に「国際コンテナ事業所」を開設。
- 1999年(平成11年) 8月 - 一般貨物自動車運送事業 営業圏拡大(東北圏区域)。
- 1999年(平成11年)11月 - 内航コンテナフィーダー船取扱い開始。
- 1999年(平成11年)11月 - 通関業許可条件変更(営業地域限定解除)。
- 2001年(平成13年) 8月 - 産業廃棄物収集運搬業を開始する。
- 2004年(平成16年)12月 - 安全性優良事業所認定(仙台港支店)。
- 2005年(平成17年) 1月 - グリーン経営認証(複合輸送部)。
- 2005年(平成17年) 3月 - ISO9001:2000(品質)・ISO14001:1994(環境)を認証取得。
- 2005年(平成17年) 6月 - 「仙台国際貿易港物流ターミナル」(仙台市宮城野区港一丁目1-3)に国際コンテナ支店営業課と通関課が入居する。
- 2006年(平成18年)11月 - 塩竈港運送株式会社 OB会「港友会」が発足。
- 2007年(平成19年) 4月 - 子会社3社の社名を変更 (旧)港運輸送有限会社 ⇒ (新)港運輸送株式会社。 (旧)港運物流有限会社 ⇒ (新)港運物流株式会社。 (旧)有限会社コーウン商事 ⇒ (新)株式会社コーウン商事。
- 2007年(平成19年)12月 - 仙台港支店「仙台事業所」を開設。
- 2009年(平成21年) 2月 - 営業倉庫「塩釜港東2号倉庫」が完成。
- 2010年(平成22年) 9月 - 日本通運株式会社との連携によるNVOCC業務を開始。
- 2011年(平成23年) 3月11日 「仙台港ロジスティクスセンター」(仙台市宮城野区港二丁目1-5)が完成。 完成式典を11時より挙行。同日に東日本大震災が発生する。
- 2011年(平成23年) 9月 - 「仙台港ロジスティクスセンター」内に営業倉庫である「危険物倉庫(四類)」が完成。
- 2011年(平成23年)12月 - 営業倉庫である「仙台港鉄鋼倉庫」が完成する。
- 2012年(平成24年) 4月 - 営業倉庫である「仙台港2号倉庫」にくん蒸施設を設置。
- 2013年(平成25年)12月 - 横浜税関よりAEO制度に基づく認定通関業者の認定を受ける。
- 2013年(平成25年)12月 - 営業倉庫である「仙台港鉄鋼倉庫2号」が完成する。
- 2014年(平成26年) 6月 - 会社創立70周年を迎える。
- 2014年(平成26年) 6月 - 塩竈港運送株式会社 社史「70年史」を刊行。 社史「70年史」は国立国会図書館の蔵書となる。
- 2014年(平成26年) 8月 - 創立70周年記念式典をホテルグランドパレス塩釜にて挙行。
- 2015年(平成27年) 1月 - 塩竈港運送株式会社 DVD「創立70年史」1994~2014水平線の遥か彼方へ ~100年100億円企業を目指して~ が完成する。 DVD「創立70年史」は国立国会図書館の蔵書となる。
- 2015年(平成27年) 1月 - 「100年企業を目指して」マークを製作・制定。
- 2015年(平成27年) 2月 - 「100年バッジ」を製作。
- 2016年(平成28年) 9月 - 「新仙台港事務所」が完成する。
- 2016年(平成28年)12月 - 「竈」をデザインした襟章を製作。
- 2017年(平成29年) 2月 - グループ会社の港運輸送株式会社の新事務所が完成する。
- 2022年(令和4年) 1月 ‐ NX仙台塩竈港運株式会社に商号変更。
- 2023年(令和5年) 4月 - NX仙台塩竈港運株式会社としてラジオコマーシャルを開始する。