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M2 60mm迫撃砲(英語: M2 60mm Mortar)は、アメリカ軍が第二次世界大戦-ベトナム戦争にかけて使用した軽迫撃砲である。
M2迫撃砲は、M1 81mm 迫撃砲と手榴弾のギャップを埋めるために、1920年代後半からフランスのストークブラン社製Mle 1935 60mm迫撃砲のライセンス生産として、アメリカ陸軍軍需品部により開発が始まり、1930年代後期に試験を受けた。1940年1月、最初の1,500門の発注がなされ、最終的に約60,000門が生産された[1]。
アメリカ軍においては、砲本体がM2迫撃砲、支持構造がM2(のちにM5)マウントとして制式化されている。M2迫撃砲は砲身と撃針、マウントは二脚と底板などによって構成されている[2]。主に榴弾を使用するが、夜間、低空侵入してくる敵機を迎撃する際にM83照明弾を発射して対空射撃の支援を行ったこともある。
初めて実戦投入された第二次世界大戦当時のアメリカ軍の歩兵連隊では1個連隊に27門が装備されていた。歩兵中隊ごとに編成された火器小隊に3門ずつ配備され、歩兵3個小隊を3門のM2迫撃砲が支援するようになっていた[3]。第二次大戦以降も、1942年に制式採用されたM19 60mm 迫撃砲と共に朝鮮戦争やベトナム戦争で使用されたが、現在は新型のM224 60mm 迫撃砲に更新されて退役している。
また、原設計国であるフランス軍においても、オリジナルのMle 1935 60mm迫撃砲とともに運用され、第一次インドシナ戦争やアルジェリア戦争でも使用された。日本でも1951年より供与され、陸上自衛隊によって使用されていたが、現在は退役している。
出典: アメリカ合衆国陸軍省 (1958年1月) (英語) (PDF). US Army, Technical Manual, TM 9-3071-1 2014年4月29日閲覧。
諸元
作動機構
性能
砲弾・装薬
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