NSFヴェラ・C・ルービン天文台
ウィキペディア フリーな encyclopedia
NSFヴェラ・C・ルービン天文台 (Vera C. Rubin Observatory:VRO) は、チリ・パチョン山に建設されている、口径8.4mの可視光赤外線望遠鏡を擁する天文台である。当初はLarge Synoptic Survey Telescope(LSST)という望遠鏡名で呼ばれていたが、2020年のアメリカ天文学会の冬季年会において、天文台の名称が Vera C. Rubin Observatoryとなることが正式に発表された。これはアメリカ合衆国の天文学者ヴェラ・ルービンに因んだ命名である[1]。また望遠鏡は、後述の通り主鏡製作費の一部を提供したチャールズ・シモニーの名を取って、シモニー・サーベイ望遠鏡 (Simonyi Survey Telescope)と名付けられた[2]。アメリカ国立科学財団が連邦政府を代表して望遠鏡施設の建設を、エネルギー省がカメラの開発をそれぞれ担い、アメリカの22の大学・研究所・企業がLSST Corporationが科学運用を実施する[3]。
概要 シモニー・サーベイ望遠鏡, 運用組織 ...
シモニー・サーベイ望遠鏡 | |
---|---|
運用組織 | LSST Corporation |
設置場所 | チリ |
名の由来 | ヴェラ・ルービン |
座標 | 南緯30度14分41秒 西経70度45分02秒 |
標高 | 2,672.75 m (8,768.9 ft) |
観測波長 | 可視光・赤外線 |
建設 | – 年 (–) |
観測開始年 | 2022年(予定) |
形式 | 主焦点 |
口径 | 8.4メートル |
開口面積 | 35平方メートル |
焦点距離 | 10.3メートル(主焦点) |
架台 | 経緯台 |
ウェブサイト | http://www.lsst.org/ |
テンプレートを表示 |
閉じる