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この項目では、日本放送協会 (NHK) が日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の試合を中継して放送するテレビ番組(スポーツ中継)について述べる。
NHKはJリーグ発足以前の日本サッカーリーグ (JSL) の実況中継を行っていた実績を踏まえて、1993年のJリーグ発足当初から毎年公式戦(リーグ戦・ポストシーズンマッチ)の中継放送をNHK BS1→NHK BS、総合テレビで放送している。また、これらとは別に、各地域放送局制作で、対戦チームのホームタウン向けに随時ローカル中継が行われている(詳細はJリーグ中継#ローカル放送の項を参照)。年1-2回程度、複数の試合を多元生中継する「Jリーグスペシャル」が行われるのも特徴の一つである(詳細後述)。
NHKが共催として名を連ねている天皇杯の独占放送権も有しており、都道府県の決勝をローカルで、3回戦以降の注目カード(Jリーグ所属クラブの試合が中心)をBSで、決勝[注 1] を総合テレビで放送している。この場合はオープニングやテーマ曲は独自のものが用いられ、エンディングテーマは「日本サッカーの歌」のインストゥルメンタルバージョン(坂本龍一作曲・門倉聡編曲)が用いられる。
なお、同じ公式戦ながら、カップ戦であるYBCルヴァンカップと、スーパーカップであるFUJIFILM SUPER CUPについては民放(2024年時点では、前者がフジテレビジョン、後者が日本テレビ放送網)が地上波・衛星波の独占放映権を有しているため、NHKでは中継を行っていない。いずれも冠スポンサー大会であり、基本的に前者を「Jリーグカップ」、後者を「(Jリーグ)スーパーカップ」と他競技同様に冠スポンサーを用いない表記・呼称としている。
2011年1月1日(天皇杯決勝)より、本編オープニングの前に、サッカー番組用の共通アイキャッチが新設された。これは画面右中央部分にサッカーボールのデザインに使われる六角形のイメージと、その下に「FOOTBALL」という文字、画面左下に「SOCCER NHK SPORTS」のロゴが入ったもの。その後サッカーボールを蹴るイメージのイラストが画面右上から中央、そして再び右側に消え、六角形がパネルのように回転するというもの。2014年にはアイキャッチが新調された。また2017年度から2019年度は「サッカー見たい!!」をスローガンにサッカー中継PRキャンペーンを実施。これに伴い、乃木坂46[注 2] を起用したアイキャッチが新調され、サッカー中継・Jリーグタイムのオープニング以外にBS1のスポット枠でも放映されていた。
リーグ戦は毎節1・2試合をBS1で中継している。シーズン中は土曜日の19:00-21:00がJリーグ中継用の放送枠として確保されており、基本的にはこの時間帯の試合(19時キックオフ)を生中継する。BS1の定時ニュースであるNHK BSニュースは試合中継のハーフタイム中に挿入される。なお、放映権を持つJリーグ側との調整により放送対象が土曜日のナイトマッチとならないケースも増えてきている。2012年からは放映権が更新され、土曜日のデイマッチの中継が増加しナイトマッチと合わせ2試合中継する節が増加した。また、19:00放送開始ながら録画放送となるケースもあり(試合開始が変更になった場合や、ほかのスポーツの生中継との兼ね合いによる)、この場合はハーフタイム等を編集することにより放送終了時間は20:50となる。
どの試合を中継するかはリーグ開始当初にあらかじめ割り当てられているが、終盤の各節についてはNHKに中継試合の選択権がある程度与えられている模様で、前節の終了時点で優勝争いに絡む試合(ただし、優先権契約を持っているスカパーJSAT→DAZNが独占中継権を行使しない試合に限られる)を中継することとしている。このため、終盤数節はBSでの中継試合が前もって決まっていないことが多い。この場合はデイマッチの生中継(地上波との平行放送)になることも多く、19時台には中継されない。また2019年以降は、総合テレビで全国放送が行われる節はBS中継が放送されないようになっていたが、2022年J1最終節(川崎フロンターレと横浜F・マリノスの優勝争い)で総合テレビとBS1での同時中継が一時的に復活した。
NHKが優先権契約を行っていた2006年まではBS1で毎節2・3試合を放送していた。この場合、試合日が分散される場合は各日1試合ずつの放映が基本であった。
2011年3月5日の2011年J1開幕節(柏レイソルvs清水エスパルス・日立柏サッカー場)までは旧・衛星第1テレビジョンからの放送で、デジタル放送も含めて標準画質(レターボックス16:9)となっていたが、同年4月23日の2011年J1第7節(川崎フロンターレvsベガルタ仙台・等々力陸上競技場)からは新・BS1に移行し、デジタル放送はハイビジョンにて放送されている。
BS1では原則としてJ1の試合のみ放送するが、まれにJ2の試合を放送する場合がある。浦和レッズがJ2に降格していた2000年は、J2のリーグ戦のうち、浦和の絡む3試合をBS1で放送、2003年11月23日には当時J2のアルビレックス新潟の昇格決定となった試合(vs大宮アルディージャ)をBS1で放送している。2010年以降は毎年J2の試合が数試合放送されていて、2013年以降は11月に行われる終盤の試合を放送している[注 3]。2012年からはJ1昇格プレーオフ決勝(2018年よりJ1参入プレーオフ決定戦)を生中継している。
2023年12月にチャンネル統合されたNHK BSでも土曜日に「エキサイティングスポーツ」枠としてJリーグ中継のための放送枠が設定されている[1]。2024年シーズンは、一部の節は中継を行わない節もある[注 4]。
リーグ戦期間中は開幕節を始めとして、平均月1回のペースで総合テレビで中継している。土曜日のデイマッチの生中継が基本。この場合、NHKワールド・プレミアムでも同時放送の場合があるほか、かつてはBSハイビジョン (BShi)でも同時放送が行われていた。
このうち、開幕節については、総合テレビで1試合を生中継している(開幕カードでも一部の試合で地域向け放送として地元J2クラブの試合の差し替え放送が行われている)。また、優勝決定の可能性のある節ではその節開始時点での首位チームの試合を総合テレビで中継し(リーグ開始当初には与えられていなかった放映権が与えられる)、優勝決定となった場合にはそのまま引き続き優勝セレモニーまでが中継されることが通例となっている。2015年と2016年に行われたJリーグチャンピオンシップは準決勝と決勝第2戦を総合テレビで生中継した(Jリーグ公式戦がゴールデンタイムに地上波で全国中継されたのは11年ぶり[2])。
Jリーグクラブのある地域では全国中継放送時にカードを差し替えて地元Jリーグクラブの試合を放送する場合がある。全国中継がない場合でも通常番組を別日に移動させて放送する場合もある。なお、総合テレビとBS1で同じ試合を同時に全国中継することはない(地上波ローカル中継とBS1の同時中継は「Jリーグスペシャル」時に数回ある。後述参照)。
ローカル放送では時折ホームとアウェーの地元局でそれぞれ実況を差し替えることがある(2022年2月26日の札幌対広島戦での札幌局と広島局など)。また拠点局以外が中継する場合はJリーグ(実際の製作は各地域の映像製作会社または民放局)製作の公式映像を流用することがある。
2012年以降のローカル中継では、全国放送枠でローカル中継により差し替えを行う場合には、デジタル放送のマルチ編成を活用し、メインチャンネルでローカル中継による試合を、サブチャンネルで全国放送枠の試合を中継し、2試合同時中継を行う場合がある。
かつてのBShiにおける中継は2011年3月12日に予定されていたJ1第2節の中継が最後となる予定だったが、前日発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の関係で試合が7月2日に順延となり、3月31日にBShiが放送終了となったため、BShiでの放送は2010年が最後となり、以後BS1に統合された。
なお、NHK総合のサイマル配信を行っているNHKプラスでは地上波との同時配信は実施するものの、追っかけ配信並びに見逃し配信には対応していない(NHKプラスでの同時配信自体を行わないケースもある)。
夏季オリンピック[注 5] などと並行開催となる場合は編成上、及びアナウンサー・解説者を含むスタッフの人員配置および放送枠の都合で放送されない場合がある。過去の事例として夏季五輪では2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオ、2024年パリの各大会[注 6]。五輪以外では2011年のナデシコパ。特別編成(2011 FIFA女子ワールドカップとコパ・アメリカ2011[注 7])がある。
NHKにおけるJリーグの中継では、中継の終了時に流されるテーマ曲が用意されており、曲名とアーティスト名がクレジット入りで紹介されている。近年のNHKのスポーツ中継ではクレジット入りの「イメージソング」が用意される事例はここ数年NHKのほかのスポーツ中継でも見られるが、このような形で「テーマ曲」が用意されるのは、オリンピック中継やサッカーワールドカップ中継を除けば唯一となっている[3]。このテーマ曲はBSで放送されているJリーグタイムでもエンディングに使用されている。
なお、オープニング映像もJリーグ中継オリジナルのもので、通常NHKのスポーツ中継のテーマ曲となっている「スポーツショー行進曲」(NHKスポーツテーマ)は用いられない。
2010年後期以降は「NHKサッカー放送テーマソング」として、Jリーグ以外を含めたサッカー中継共通のテーマ曲として扱われており、Jリーグタイムのオープニングにも使われている。
※2022年時点。五十音順。他局(DAZNや民放のローカル中継)のサッカー中継でも解説者として出演する人物もいる。(☆はヨーロッパのサッカー中継解説を2021年度まで兼務していた)
Jリーグ中継の解説を退いた後も、欧州サッカー中継やFIFAワールドカップ中継で『ゲスト解説』の扱いで出演するケースがある。
NHKのJリーグ中継の場合、全国中継の場合は多くはNHKグローバルメディアサービス (G-Media NHK) に出向中のサッカー担当アナウンサーもしくはNHK放送センター(東京アナウンス室)および各地域拠点局[注 8]所属のスポーツ担当アナウンサーが担当する。ローカル放送の場合は、基本的に各放送局のアナウンサーが担当している(各放送局の項を参考のこと)。
2003年と2004年の5月の大型連休に「Jリーグスペシャルデー」と題し、当日のテレビの放送時間を統一・調整した上で(Jリーグは試合日程の編成には基本的に関与していない)、JリーグのホームタウンにあるNHKの各放送局が地元チームの試合に特化して実況放送を行っている。2004年は11月6日にもスペシャルデーを実施した。
2005年以降は全国放送カードが行われる日にローカル差し替えが行われる試合があり、これを生かした多元中継が行われる場合がある。
また、放映権の問題や土日分散開催もあって行われていなかったが、2010年に6年ぶりに「Jリーグスペシャル」としての多元中継が行われている。主に開幕節や大型連休中に放送を行っている。
総合テレビの放送では、メイン会場(あるいは東京のスタジオ)と全国各地の地域ごとの差し替え放送が行われるスタジアムを結び、試合前・ハーフタイム・試合終了後の3回に分けて全国共通パートを送り、それぞれの会場の試合の様子を刻々伝えていく。
2018年以降は、行われていない。
2003年5月5日放送。全試合15時30分開始。
2004年5月5日放送。全試合15時30分開始。
2004年11月6日放送。全試合14時開始。
2010年3月13日放送。「Jリーグスペシャル」として6年振りの放送だが、前回までと放送体制が若干異なる。
同時中継では以下の4試合を放送した[注 14]。各試合16時キックオフ。
2010年5月5日放送。放送時間は13:55-16:05。全体進行役の山岸と一橋忠之(NHKアナウンサー)は浦和-名古屋の行われる埼玉スタジアムからの出演。いずれも14時試合開始。
なお、京都局では13:00-15:15に京都サンガFC-清水エスパルス(西京極陸上競技場、13時試合開始)を放送し、Jリーグスペシャルには参加しなかった。また、前回同様、地上波(総合テレビ)と衛星放送との同時放送は行われない[注 16]。
「Jリーグ開幕スペシャル」として2011年3月5日、13:50-16:05に放送。シーズン開幕戦での実施は初。東京の特設スタジオに香川真司(ボルシア・ドルトムント所属。骨折の治療・リハビリのため日本に一時帰国していた)をゲスト解説として迎え、全体進行役をアナウンサーの松野靖彦と2011年度Jリーグタイムキャスターの伊藤友里が務めた。
この日、BS1ではJ1・柏レイソル-清水エスパルス(日立柏サッカー場)を放送したが、19時キックオフであり、「開幕スペシャル」とは別枠で放送された。
2011年5月3日実施。今回は当日行われるJ1第9節7試合(鹿島vsC大阪・G大阪vs名古屋はACLの関係で8月に実施、J2第10節は翌日に開催)のうち5試合を中継した。全試合14時開始。全体進行役はアナウンサーの野地俊二、Jリーグタイムキャスターの伊藤友里、解説の長谷川健太。
BS1では、山形県域で放送したモンテディオ山形-柏レイソルを19:00-20:50に録画中継(生放送時より放送時間が10分短い)を行った。
「Jリーグ開幕スペシャル」として2012年3月10日13:55-16:05に放送[5]。J1・J2が原則分散開催となったため、対象試合はすべてJ1開幕節の試合となる。全国放送対象となるユアテックスタジアム仙台をメイン会場として放送。全体進行役は吉松欣史で、ゲストに足立梨花(Jリーグ特命PR部女子マネージャー)を迎えた[5]。
今回は下記地域放送対象地区ではデジタル放送のマルチ編成を活用し、地域別の試合をメインチャンネルで、全国放送対象試合(仙台-鹿島)をサブチャンネルで並列放送を行った[5]。他地域ではマルチ編成を行わず全国放送分のみ。なお仙台対鹿島戦の中継は、3月10・11日にNHK総合が実施した東日本大震災関連の特別編成「明日へ〜支えあおう〜」の関連番組として放送された[注 19]。
なお、広島県域では同時刻にサンフレッチェ広島-浦和レッズ(広島ビッグアーチ)の中継を行ったが、「Jリーグ開幕スペシャル」の中継には参加しておらず[5]、実質的に全国放送の差し替えとなっている(広島県域でもマルチ編成放送を実施)。
「J2スペシャル」として2012年4月30日に放送。当日行われるJ2第11節のうち3試合を生中継する。
通常の「Jリーグスペシャル」と異なり、地上波での多元生中継ではなく、キックオフ時間の異なる3試合をBS1で連続中継するというもので、NHK BSニュースを挟み6時間連続生放送となる。
全体進行役は山岸舞彩と足立梨花。山岸は三ツ沢から中継に参加の後、松本での試合中に横浜から調布に移動し、味の素スタジアムから中継を行った[6]。足立は松本からの中継参加。
「Jリーグ開幕スペシャル」として、2013年3月2日(土曜日)の 13:55 - 16:05に総合テレビで生放送[7]。前年(第8回)に続き対象試合は全てJ1開幕節の試合となる。進行役は松野靖彦と杉浦友紀(いずれも東京アナウンス室所属のアナウンサー、杉浦は同年4月から『サタデースポーツ』・『サンデースポーツ』キャスター)[7] で、エディオンスタジアム広島ピッチサイドの特設ブースから放送した。なお、一部の地域ではマルチ編成を使わず、地域放送対象カードのみ中継している。
なお、BS1で同日夜に放送されたナイトゲーム・大分トリニータ - FC東京(大分銀行ドーム)については、NHKの電子番組表上で「Jリーグ中継」とだけ扱われていた[8]。翌日開催のJ2開幕節の試合については、全国向けの中継ではなく、一部のカードをホームタウンの地域放送局が「Jリーグ中継」のタイトルで放送した。
「Jリーグ開幕スペシャル」として、2014年3月1日(土曜日)の13:55 - 16:05に総合テレビで生放送[9]。「開幕スペシャル」としての放送は3年連続。進行役は鳥海貴樹と森花子(水戸局所属)で、全国中継カードのセレッソ大阪 - サンフレッチェ広島に解説者として出演する福西崇史を交えながら、ヤンマースタジアム長居スタンド上段の特設スタジオから放送した。一部の地域では、マルチ編成を使わず、地域放送対象カードのみ中継した。
なお、BS1で同日夜に放送されたナイトゲーム・ガンバ大阪 - 浦和レッズ(万博記念競技場)については、NHKの電子番組表上で「Jリーグ中継」とだけ扱われていた[10]。翌日開催分のカード(J1開幕節の一部およびJ2開幕節の全試合)については、全国向けの中継ではなく、一部のカードをホームタウンの地域放送局が「Jリーグ中継」のタイトルで放送する。
「Jリーグ開幕スペシャル」として、2015年3月7日(土曜日)の13:55 - 16:05に総合テレビで生放送[11][12]。「開幕スペシャル」としての放送は4年連続。進行役は小宮山晃義と赤木野々花(徳島局所属[注 22])で、全国中継カードのガンバ大阪 - FC東京戦に解説者として出演する福西崇史を交えながら、万博記念競技場ピッチサイドの特設ブースから放送した。前年同様、一部の地域では、マルチ編成を使わず、地域放送対象カードのみ中継した。
なお、BS1で同日夜に放送されたナイトゲーム・湘南ベルマーレ - 浦和レッズ(Shonan BMWスタジアム平塚)については、NHKの電子番組表上で「Jリーグ中継」とだけ扱われていた。翌日開催分のJ2開幕節では、大宮アルディージャ - ツエーゲン金沢(NACK5スタジアム大宮)BS1で生中継するほかは、全国向けの中継ではなく、一部のカードをホームタウンの地域放送局が「Jリーグ中継」のタイトルで放送する。
「Jリーグ開幕スペシャル」として、2016年2月27日(土曜日)の13:50 - 16:05に総合テレビで生放送[13]。「開幕スペシャル」としての放送は5年連続だが、過去最少の3会場同時中継となる。
なお、BS1で同日夜に放送されるナイトゲーム・FC東京 - 大宮アルディージャ(味の素スタジアム)については、NHKの電子番組表上で「Jリーグ中継」とだけ扱われている。翌日開催分のJ2開幕節では、2試合をホームタウンの地域放送局が「Jリーグ中継」のタイトルで放送する。
第14回も「Jリーグ開幕スペシャル」と題して2017年2月25日13:50-16:05に総合テレビで、また14:00-16:00にはBS1で次のカードを生放送する。総合テレビでは佐藤美希と杉岡英樹の進行でカシマスタジアムをキーステーションとして地域差し替え・BS1での放送を含む4試合の会場をリレー中継した。
2023年のJリーグは創設30周年に当たるため、後述の「Jリーグと私 30年の物語」のキャンペーンをはじめ、関連特番をゴールデンウィークから5月14日を中心に展開した。同日に国立競技場で行われた記念スペシャルマッチ[注 24]「鹿島アントラーズ対名古屋グランパス」を13:05ー16:00に総合テレビジョンで生中継した。ただし、次にあげる地域は別カードへの差し替えが行われた[14]。これらの試合はいづれも13:30キックオフとなり、プロ野球中継(後述)を放送する近畿地方(除・京都)のメインチャンネルを除き、13:28までは30周年記念マッチの開会セレモニーも放送された[15]。
この他5月13日[注 31] にも下記の地域でJ2・J3のローカル中継が実施された(特記事項なき試合は14時開始)[14]。
ハーフタイムに当日のベンチレポーターのアナウンサーが監督に前半戦を振り返ってインタビューをする。BS1での放送の場合、どちらかの監督のインタビューをBSニュースの前に、もう一方の監督インタビューを後半開始直後に放送する。
『Jリーグと私 30年の物語』は、2023年にJリーグのリーグ戦開始から30年を迎えるのを機に、視聴者からJリーグにまつわるエピソードをNHKの特設サイト[18] とJリーグ公式サイト内[19]、各地域放送局を通じて募集し、それに基づいて構成されるミニ番組。Jリーグ中継の途中や各地域放送局の地域情報番組内で放送される。
また、全国のJリーグクラブ等に関わってきた人物を取材した5分間のミニ番組も制作されており、NHK BS1で初回放送され、NHK総合でも随時放送される。ナレーションは勝呂美和子。
初回放送日 | タイトル | 概要・取り上げた人物 |
---|---|---|
2023年1月28日 | SC相模原編 | 望月重良(クラブ創設者) |
2023年1月29日 | 清水 サッカーの母編 | 綾部美知枝(サッカー指導者、オール清水元監督) |
2023年1月29日 | サンフレッチェ広島ユース編 | 稲田浩(三矢寮寮長、広島ユース1期生) |
2023年1月30日 | ガイナーレ鳥取編 | 野口功(芝生生産担当者、元選手) |
2023年3月7日 | 愛媛FC編 | 小林有吾(漫画家、『アオアシ ブラザーフット』作者) |
2023年3月7日 | ベガルタ仙台編 | 瀬川誠(ヘッドオブコーチング兼ジュニアユース監督) |
2023年3月8日 | ヴァンラーレ八戸編 | 下平賢吾(代表取締役社長) |
2023年3月8日 | アルビレックス新潟編 | 鈴木慎吾とサポーターの交流 |
2023年3月10日 | 水戸ホーリーホック編 | 本間幸司とサポーターの交流 |
2023年3月10日 | さぎぬまSC編 | カタールW杯日本代表4名を輩出したジュニアサッカークラブ |
2023年5月11日 | 横浜フリューゲルス編 | 桜井孝司(元選手) |
2023年5月13日 | 名古屋グランパス編 | 渡邉光子(アマチュア写真家) |
2023年5月13日 | キングカズ編 | 三浦知良による小学校での特別授業 |
2023年5月14日 | 松田直樹編 | 松田の死を契機に始まったAED普及の取り組み |
2023年5月22日 | ヴァンフォーレ甲府編 | 山本英臣(選手) |
2023年5月22日 | 三笘薫と中村憲剛編 | 中村に憧れて川崎フロンターレの育成組織に入団した三笘との物語 |
2023年5月31日 | 大宮アルディージャ編 | 木村雅俊(手話応援企画の実行委員) |
2023年6月1日 | 川崎フロンターレ編 | サッカー観戦を通じた不登校の娘と父との交流 |
2023年7月3日 | ジェフユナイテッド市原・千葉編 | ケンペスとサポーターの交流 |
2023年7月3日 | 東京ヴェルディ フラッグ職人編 | 影山洋(有限会社染太郎代表) |
5月3日 21:00-22:40には、「Jリーグと私 30年の物語 スペシャル」と題して、国立競技場にゲストを招き、数々の名場面や視聴者が寄せたエピソードを紹介する番組を放送した[21]。出演者は元NHKアナウンサーの山本浩と元選手の中田浩二、水沼貴史、福西崇史、大久保嘉人、槙野智章、中澤佑二、サッカー通のタレント・影山優佳(日向坂46)。進行役は廣瀬智美。ナレーションは三宅民夫が務めた。
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