ITインフラストラクチャ
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ITインフラストラクチャ(英: Information technology infrastructure)は、広義には、ITサービスの基盤となる、一連の情報技術(IT)のコンポーネント(構成要素)。典型的には、物理的構成要素(コンピューターハードウェア(en:Computer hardware)およびネットワーク機器(en:networking hardware)および設備)のことを指すが、それに加えてさまざまなソフトウェアおよびネットワーク・コンポーネントも指す。
ITIL Foundationコースの用語集によると、ITインフラストラクチャは、「ITサービスの開発、テスト、提供、監視、制御、またはサポートに必要なすべてのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、設備など。ITインフラストラクチャという用語には、情報技術の構成要素が含まれる一方、関与する人、プロセス、文書は含まれない。」と定義される [1]。
- サーバ。ITインフラの物理的構成要素。(写真はWikimedia Foundationのサーバ群)
- ソフトウェア。(写真はWebサーバ・ソフトウェアの一種であるApache HTTP Serverのログ)
- ネットワーク機器。(写真はスイッチングハブ)
- 地下に施設する光ファイバー。(写真は光ファイバーのためのマンホールの工事中)
- 光ファイバー関連設備
- ネットワーク関連のソフトウェア類
- Amazonのデータセンター
エンタープライズITインフラストラクチャは通常、エンタープライズIT環境の存在、運用、および管理に必要な構成要素を指す。ITインフラストラクチャは組織の内部、所有施設内、またはクラウドコンピューティングシステム内のいずれか、または組み合わせで展開される可能性がある。ITインフラストラクチャは、企業全体の運用に必要な、一連の物理デバイスとソフトウェアアプリケーションで構成される。