ISEE-3/ICEのラグランジュ点 (L1) を回る秤動軌道(ハロー軌道)にのり、太陽風と地球磁気圏の相互作用などを調査した。1982年、当初のミッションを終了した。なお、ISEE-3は、ハロー軌道に乗った最初の人工物体である。 1982年6月10日、ISEE-3は新しいミッションのための軌道変更を始めた。4回の
ハロー軌道初めてハロー軌道に投入されたのは、1978年に打ち上げられたISEE-3/ICEである。ISEE-3/ICEは太陽-地球系のL1点に向かい、そこに数年間滞在した。次にハロー軌道を利用したのは、アメリカ航空宇宙局と欧州宇宙機関が共同で運用する太陽観測衛星SOHOである。1996年に太陽-地球系の
彗星の彗星を例にして具体的に説明した。 1705年、エドモンド・ハレーは、1337年から1698年までの24個の彗星の出現に対して、ニュートンの手法を応用した。するとハレーは、1531年、1607年、1682年に現れた3つの彗星の軌道要素が、きわめて似通っていることに気づいた。しかも、軌道要素の
宇宙探査機probe)は、探査機の一種で、地球以外の天体などを探査する目的で地球軌道外の宇宙に送り出される宇宙機であり、ほとんどが無人機である。宇宙空間そのものの観測(太陽風や磁場など)、あるいは、惑星、衛星、太陽、彗星、小惑星などの探査を目的とする。現在は技術の限界から太陽系内の探査にとどまっているが、遠い将来は太陽系の
さきがけ (探査機)の“さきがけ”は、時折、地球の引力圏内(約150万 km)に入りながら、地球からの距離を4000万 km以内に保ち、太陽風と地球磁気圏との相互作用観測を行った(これは、元々地球近傍にて太陽風と地球磁気圏の相互作用観測を行っており、その後月スイングバイによりハレー彗星観測を行ったISEE-3と全く逆の経緯である)。