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GNU LilyPond
クロスプラットフォームの楽譜作成ソフトウェア / ウィキペディア フリーな encyclopedia
GNU LilyPond(グニュー リリーポンド)は、クロスプラットフォームの楽譜作成ソフトウェアである。
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開発元 | LilyPond開発チーム |
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最新版 |
2.20.0
/ 2020年3月1日 (4年前) (2020-03-01) |
最新評価版 |
2.21.6
/ 2020年9月14日 (3年前) (2020-09-14) |
リポジトリ |
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プログラミング 言語 | Scheme, C++, PostScript, METAFONT, Python |
対応OS | Windows, Linux, macOS, FreeBSD |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | 楽譜作成ソフトウェア |
ライセンス | GNU GPL |
公式サイト | https://lilypond.org/ |
テンプレートを表示 |
GPL ライセンスのもとにフリーで公開されている。C++ で記述され、Scheme ライブラリ (GNU Guile) でアセンブルされているが、ユーザ独自のカスタマイズや拡張も可能である。単純に音楽をテキストに記述してコンパイルすることにより、(PostScript 経由で)PDF、SVGなどの形式で楽譜を出力できる。同時にMIDIファイルを出力させることも可能である。
FinaleやSibeliusなどのような楽譜作成ソフトウェアとは異なり、LilyPond自体はGUIを持たない。しかしながら、出版にも耐えうるほどの質の高い楽譜を出力することができる。また、GUIをもつソフトウェアの中にも、RosegardenやNoteEdit、Canorus、Denemo、FrescobaldiのようにLilyPondの形式で出力できるものがある。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ab/Fibonacci_composition.svg/320px-Fibonacci_composition.svg.png)
手作業で版が作成されていた時代の浄書のルールを忠実に再現することによって質の高い楽譜を作ることが、LilyPondの目標のひとつである。プログラマーの腕次第では、LilyPondは大手出版社の出力水準よりも質の高い楽譜を作ることができる。そのような楽譜はIMSLPに多く投稿されている。
ミュートピアプロジェクトでは、フリーの楽譜を配布することを目的としており、そのためにLilyPondを使用している。これは、コラボレーションによる音楽百科事典「ミュージペディア(フランス語版)」も同様である。Wikiの記事上のLilyPondに関する記事を直接編集するには、MediaWikiインタフェースのひとつであるWikiTeX(イタリア語版)を使うことができる。