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非周期彗星 ウィキペディアから
ATLAS彗星 (C/2019 Y4) は、放物線に近い軌道を持つ彗星。2019年末に発見され、2020年1月に急激な増光を見せたことから大彗星となることが期待されたが、2020年5月の時点で眼視等級にも達しない見込みとなった[2]。
ATLAS彗星、アトラス彗星 C/2019 Y4 (ATLAS) | |
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2020年3月14日に撮影されたATLAS彗星 | |
分類 | 長周期彗星 |
発見 | |
発見日 | 2019年12月28日 |
発見者 | ATLAS |
発見方法 | 掃天観測 |
軌道要素と性質 元期:2020年2月18日 (JD 2,458,897.5) | |
軌道長半径 (a) | 331.1378624942877 au |
近日点距離 (q) | 0.2528486450725388 au |
遠日点距離 (Q) | 662.0228763435028 au |
離心率 (e) | 0.9992364248438159 |
公転周期 (P) | 6,025.89 年 |
軌道傾斜角 (i) | 45.38005550328673° |
近日点引数 (ω) | 177.4095258638572° |
昇交点黄経 (Ω) | 120.5684288798254° |
平均近点角 (M) | 359.9831503362441° |
前回近日点通過 | 2020年5月31日 (UTC) |
出典 | JPL Small-Body Database[1] |
物理的性質 | |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
2019年12月28日にATLAS(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System、小惑星地球衝突最終警報システム[3])の観測で発見され、この年の最後に発見された彗星となった[4]。この彗星は1844年の大彗星と同様の軌道を持っていることから、1844年の大彗星に関係のある天体であると考えられている[4]。地球への最接近は2020年5月23日前後、近日点通過は同年5月31日頃と予測されている。
発見時の等級は19.6等であったが、1月に100倍の明るさの12等まで急激に増光したことが確認され、注目を集めた[4]。その後も3月に入るまで順調に増光し、彗星の見かけの等級のピークは、近日点で1等級からマイナス等級に達することが期待された[4][5]。
しかしながら、3月下旬には増光のペースが緩やかとなり、3月末をピークとして減光に転じた[2]。また、4月上旬には核が崩壊したとする報告が複数上げられた[6][7][8]。
4月20日と4月23日に、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された画像では、実際に25 - 30の断片に崩壊した核の姿が確認された[9]。
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