52-K 85mm高射砲
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85mm高射砲1939年型52-K(ロシア語:85-мм зенитная пушка образца 1939 года (52-К))は、第二次世界大戦で使用されたソビエト連邦の高射砲である。水平爆撃機などの中高高度を飛行する航空機を迎撃するのに適しており、独ソ戦の全期間を通して運用された。
概要 85mm高射砲1939年型(52-К), 種類 ...
85mm高射砲1939年型(52-К) | |
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種類 | 高射砲 |
原開発国 | ソビエト連邦 |
運用史 | |
配備期間 | 1939年- |
配備先 | ソビエト連邦 |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦 |
開発史 | |
開発者 |
M・N・ロギノフ G・D・ドローヒン |
製造期間 | 1939年- |
諸元 | |
重量 |
戦闘:4,500kg 牽引:4,500kg |
全長 | 7.05m |
銃身長 | 55口径 |
全幅 | 2.15m |
全高 | 2.25m |
要員数 | 7名 |
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砲弾 | O-365 |
口径 | 85mm |
砲尾 | 垂直スライド式 |
反動 | 油圧式 |
砲架 | 2軸4輪 |
仰角 | -3°-82° |
旋回角 | 360° |
発射速度 | 毎分10-12発 |
初速 | 792m/s |
有効射程 | 10,500m(到達高度) |
最大射程 | 15,650m |
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52-Kの生産は1944年に終了し、以後は改良型の85mm高射砲1944年型KS-12Aの生産に移った。同時に、これまで生産された52-KはKS-12と呼称されることになった。
52-Kは、緊急時には対戦車砲として運用することもできた。また、T-34-85中戦車などに搭載された一連の85mm戦車砲は、この高射砲から派生したものである。