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2013年のセリーグプレーオフ ウィキペディアから
2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズは、2013年(平成25年)10月に開催された、プロ野球セントラル・リーグのクライマックスシリーズである。
2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ | |
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2013セブン-イレブンクライマックスシリーズ セ ファーストステージ 2013 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ | |
MVPを受賞した菅野 | |
ゲームデータ | |
優勝 読売ジャイアンツ 2年連続の日本シリーズ出場 | |
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セブン-イレブン(ファーストステージ) アットホーム(ファイナルステージ) |
試合日程 | 10月12日 - 21日 |
MVP | 菅野智之 |
優勝チーム監督 | 原辰徳 |
進出 | 2013年の日本シリーズ |
ファイナルステージ | |
開催日程 | 10月16日 - 21日 |
球場 | 東京ドーム |
勝利チーム | 読売ジャイアンツ |
対戦相手 | 広島東洋カープ |
勝敗 | 4勝(アドバンテージ1勝を含む) |
ファーストステージ | |
開催日程 | 10月12日 - 14日 |
球場 | 阪神甲子園球場 |
勝利チーム | 広島東洋カープ |
対戦相手 | 阪神タイガース |
勝敗 | 2勝 |
シーズン成績 | |
読売ジャイアンツ84勝53敗7分 勝率 .613 | |
阪神タイガース73勝67敗4分 勝率 .521 | |
広島東洋カープ69勝72敗3分 勝率 .489 | |
< 20122014 > |
クライマックスシリーズは、日本選手権シリーズの出場権を懸けたプレーオフトーナメントである。広島東洋カープは1997年以来16年ぶりのAクラスで、クライマックスシリーズは今回が初出場。
なお今大会では特別ルールを適用し、対戦チームの成績上位チームが引き分けでも勝ち抜けが決定する可能性のある試合において、次の場合にコールドゲームを採用する[1]。
2013年度レギュラーシーズン第2位の阪神タイガースと第3位の広島東洋カープが3戦2勝先取制で争い、勝者がファイナルステージに進出する。
会期:10月12日から10月14日(予備日:10月15日 - 15日までにすべての試合が消化できない場合は打ち切り 複数試合中止となった場合でも、ダブルヘッダーは行わない)
試合開始時間:全試合とも14時開始(10月15日に予備日が生じた場合に限り18時開始)
球場:阪神甲子園球場
ファーストステージ限定でセブン-イレブンが冠スポンサーとなり、「2013セブン-イレブンクライマックスシリーズ セ ファーストステージ」として開催する[2]。
2013年度レギュラーシーズン第1位の読売ジャイアンツ(1勝分のアドバンテージが与えられる)とファーストステージ勝利チームの広島東洋カープが6戦4勝先取制で争い、勝者がコナミ日本シリーズ2013への出場権を得る。
会期:10月16日から10月21日(予備日:10月22日・23日 - 23日までにすべての試合が消化できない場合は打ち切り 複数試合中止となった場合でも、ダブルヘッダーは行わない)
試合開始時間:全試合とも18時
球場:東京ドーム
ファイナルステージ限定でアットホームが冠スポンサーとなり、「2013 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」として開催される。
1stステージ(準決勝) | ファイナルステージ(決勝) | |||||
(6戦4勝制) 東京ドーム | ||||||
巨人 | ☆○○○ | |||||
(3戦2勝制) 甲子園球場 |
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広島 | ★●●● | |||||
阪神 | ●● | |||||
広島 | ○○ | |||||
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
10月12日(土) | 第1戦 | 広島東洋カープ | 8 - 1 | 阪神タイガース | 阪神甲子園球場 |
10月13日(日) | 第2戦 | 広島東洋カープ | 7 - 4 | 阪神タイガース | |
勝者:広島東洋カープ |
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日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
アドバンテージ | 広島東洋カープ | 読売ジャイアンツ | |||
10月16日(水) | 第1戦 | 広島東洋カープ | 2 - 3 | 読売ジャイアンツ | 東京ドーム |
10月17日(木) | 第2戦 | 広島東洋カープ | 0 - 3 | 読売ジャイアンツ | |
10月18日(金) | 第3戦 | 広島東洋カープ | 1 - 3 | 読売ジャイアンツ | |
勝者:読売ジャイアンツ |
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日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
10月12日(土) | 第1戦 | 広島東洋カープ | 8 - 1 | 阪神タイガース | 阪神甲子園球場 |
10月13日(日) | 第2戦 | 広島東洋カープ | 7 - 4 | 阪神タイガース | |
勝者:広島東洋カープ |
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[3] 球団初のCS試合となった広島が3本の本塁打攻勢で8点を挙げて先勝した。
広島の先発は勝ち頭の前田健。阪神は能見やメッセンジャーでなく、高卒新人では初のCS先発となる藤浪が登板。4回表に広島が松山の適時打で先制。阪神は直後の4回裏に今成の適時打で同点に追いつくも、広島は直後の5回表にキラの3点本塁打で逆転。藤浪は5回7安打4失点の内容で降板。広島は9回表にも丸の本塁打、岩本の3点本塁打で4点を追加し阪神を突き放した。前田健は阪神打線を7回まで散発5安打1失点に抑える好投。8回裏は永川勝、9回裏はミコライオがそれぞれ無安打で抑えた。
●阪神 1 ‐ 8 広島○(阪神甲子園球場)
[5] 広島が逆転勝利で2連勝とし、CS初出場でファイナルステージ進出を決めた。
阪神は1回裏に西岡の先頭打者本塁打で先制。広島は6回表にキラの適時二塁打で同点とし、エルドレッドの適時打で逆転。7回表には梵の適時三塁打、8回表には小窪の適時三塁打と菊池の犠飛が飛び出し、小刻みに加点する。阪神は8回裏に柴田の適時打で1点を返すが、広島は9回表に福原の暴投で1点を追加。阪神は9回裏2死1塁から既に現役引退を表明している桧山が代打でポストシーズン史上最年長記録となる2点本塁打を放つものの[6][7]、新井が空振り三振に倒れて試合終了。広島が2連勝でファイナルステージ進出を決めた。3位からのファイナルステージ進出は8チーム目、勝率5割未満での進出は史上初となった[8]。広島はビジターゲームでのポストシーズン最後の勝利になった。
阪神は2連敗でCS敗退。2008年からCSでは5連敗。4度出場するもすべてファーストステージで敗退することとなった。
●阪神 4 ‐ 7 広島○(阪神甲子園球場)
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
アドバンテージ | 広島東洋カープ | 読売ジャイアンツ | |||
10月16日(水) | 第1戦 | 広島東洋カープ | 2 - 3 | 読売ジャイアンツ | 東京ドーム |
10月17日(木) | 第2戦 | 広島東洋カープ | 0 - 3 | 読売ジャイアンツ | |
10月18日(金) | 第3戦 | 広島東洋カープ | 1 - 3 | 読売ジャイアンツ | |
勝者:読売ジャイアンツ |
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[9] 広島は2回表に巨人の守備の乱れから2点を先制。巨人は4回裏にロペスの犠飛で1点を返し、6回裏にはシーズン終盤絶不調だった坂本が、大竹のこの試合唯一の失投となるスライダーを左中間に運び[10] 同点本塁打。さらに7回裏には2回に自らの失策で2点を与える事になった村田が挽回の右前適時打で勝ち越し。その後、山口、マシソン、西村と盤石のリレーで逃げ切った[10]。広島は試合後に野村監督が「2点をとった後チャンスを作れなかった」とコメントしたように、5回二死満塁で無得点、9回二死1・2塁で菊池のゴロを坂本に好捕されたが内野安打となった際に二塁走者の赤松が三塁オーバーランでタッチアウトで試合終了になるなど[10]、決定打に欠けた[11]。
巨人はリーグ優勝のアドバンテージを含め、対戦成績を2勝0敗とした。また過去全て敗戦と鬼門となっていたファイナルステージ初戦は6回目で初勝利になった。
○巨人 3 ‐ 2 広島●(東京ドーム)
[12] 巨人は3回裏1死一、二塁の場面で今季2本塁打、通算でも4本塁打の寺内が「まさか入るとは思わなかった」とコメントした3ラン本塁打でまず先制。巨人先発の菅野はシーズン中ほとんど使わなかったフォークボールを多投し、8回まで広島打線を1安打に抑える好投。セ・リーグCS史上初の完封で勝利した。広島打線は9回表に連打と四球で1死満塁としたものの、エルドレッドと梵が凡退するなど後が続かず、ここまでファイナルステージでは適時打が1本も出ていない[13]。
巨人はリーグ優勝のアドバンテージを含め対戦成績を3勝0敗として、日本シリーズ進出に王手をかけた。
○巨人 3 - 0 広島●(東京ドーム)
巨人が3連勝で2年連続の日本シリーズ進出を決めた。
広島は1回表に一死二塁から梵の適時打で1点を先制[14]。一方の巨人は3回裏に阿部の適時打で同点に追いつき、4回裏に坂本の適時二塁打で逆転、5回裏に阿部が2打席連続となる適時打で突き放した[15]。巨人先発の杉内は、レギュラーシーズン終盤の不振が懸念され[16][17]、前年はクライマックスシリーズ、日本シリーズとも登板できなかったことがあり、「2年分の気持ちを込めて投げた」という投球で、7回1失点の好投[18]。その後巨人は8回裏にマシソン、9回裏は西村が無失点で抑える継投で勝利[19]。2年連続の日本シリーズ進出を決めた。
このファイナルステージにおける巨人の9得点、広島の3得点はそれぞれファイナル突破チーム、ファイナル出場チームの最少得点記録となった。
ファイナル出場チームの最少得点記録は5年後にタイ記録が出ている。
○巨人 3 - 1 広島●(東京ドーム)
第3戦は、毎日放送(MBS)≪関西広域圏ローカル、GAORAでも同時中継≫、中国放送(RCC)≪広島県ローカル 制作協力:MBS≫、NHK BS1(『西武 vs ロッテ』とマルチ編成)での放送が予定されていた(広島が2勝したため非開催)
第4戦以降も日本テレビ系列での放送が予定されていた(巨人が4勝(アドバンテージ1勝を含む)したため非開催)。また、ファーストステージ・ファイナルステージの全試合が、当日の地上波中継を担当する在広民放局の主幹でマツダスタジアムにてパブリックビューイングが行われた。
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