2011年のアフガニスタンにおけるチヌーク撃墜事件

2011年のアフガニスタンにおけるチヌーク撃墜事件は、 2011年8月6日、ターリバーン掃討作戦に参加していたアメリカ陸軍に所属するCH-47Dが撃墜され、搭乗していたネイビー・シールズの隊員22名を含むアメリカ軍兵士30名とアフガニスタン軍兵士7名、アフガニスタン人通訳1名の計38名および軍用犬1頭が戦死した事件である。

2011年のアフガニスタンにおけるチヌーク撃墜事件

撃墜された機体と同型のCH-47
撃墜の概要
日付	2011年8月6日
概要	アメリカ陸軍所属のCH-47Dがタリバンが放ったRPG-7によって撃墜された。
現場	アフガニスタン ヴァルダク州タンギ渓谷 北緯34度1分22.04秒 東経68度47分7.82秒
乗客数	33
乗員数	5
負傷者数	0
死者数	38 (全員)
生存者数	0
機種	CH-47D
運用者	アメリカ陸軍
機体記号	84-24175

撃墜された CH-47D チヌークは、アフガニスタンのカーブル南西部に位置する ヴァルダク州タンギ渓谷で統合特殊作戦コマンドが行った作戦行動に参加中だった第75レンジャー連隊の部隊を増給しようとしたクイック・リアクション・フォース(QRF)を輸送中であり、「Extortion 17」(「ワン・セブン」と発音)のコールサインを使用していた。

死亡した米兵30名の内訳はアメリカ海軍特殊戦開発グループの隊員を含むネイビー・シールズの隊員が22名、陸軍のCH-47Dの搭乗員が5名、軍用犬の訓練士1名の含む海軍の支援要員が5名、空軍の特殊部隊の隊員が3名である。2005年6月27日にネイビー・シールズがタリバンに対して行った軍事作戦であるレッド・ウィング作戦を上回る損害を出した。