2010年メキシコ湾原油流出事故
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2010年メキシコ湾原油流出事故(2010ねんメキシコわんげんゆりゅうしゅつじこ)は、2010年4月20日にメキシコ湾沖合80 km、水深1,522 mの海上で海底油田掘削作業中だった、BP社の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で、技術的不手際から掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火、爆発し、海底へ伸びる5500 mの掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出した事故。
概要 現場, 座標 ...
2010年メキシコ湾原油流出事故 | |
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現場 | メキシコ湾のミシシッピ川三角州(英語版)近く |
座標 | 北緯28度45分19.34秒 西経88度23分15.65秒 |
発生日 | 2010年4月20日-7月15日 |
原因 | 掘削施設爆発によって掘削パイプが折れたことによる |
負傷者 |
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運営者 | BPと契約しているトランスオーシャン(Transocean)社[1][2] |
流出詳細 | |
流出量 | 1日5,000から25,000バレル |
流出面積 | 2,500 - 9,100平方マイル (6,500 - 23,600 km2)[3][4] |
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BPによると7月16日までの原油流出量は約78万キロリットル(490万バレル)である[5][6][7]。1991年の湾岸戦争(推計600万バレルとも)に次ぐ規模で、1989年に4万キロリットルが流出したアラスカ州のエクソンバルディーズ号原油流出事故をはるかに超え、被害規模は数百億USドルとされる。