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メジャーリーグベースボールの第98回優勝決定シリーズ ウィキペディアから
2002年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第98回ワールドシリーズ(98th World Series)は、10月19日から27日にかけて計7試合が開催された。その結果、アナハイム・エンゼルス(アメリカンリーグ)がサンフランシスコ・ジャイアンツ(ナショナルリーグ)を4勝3敗で下し、球団創設42年目で初の優勝を果たした。
2002年のワールドシリーズ | |||||||
2003年5月にホワイトハウスを表敬訪問し、当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュ(中央)に面会したエンゼルスの選手たち | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月19日–27日 | ||||||
観客動員 | 7試合合計:30万6414人 1試合平均: 4万3773人 | ||||||
MVP | トロイ・グロース(ANA) | ||||||
ALCS | ANA 4–1 MIN | ||||||
NLCS | SF 4–1 STL | ||||||
チーム情報 | |||||||
アナハイム・エンゼルス(ANA) | |||||||
シリーズ出場 | 球団創設42年目で初 | ||||||
GM | ビル・ストーンマン | ||||||
監督 | マイク・ソーシア | ||||||
シーズン成績 | 99勝63敗・勝率.611 AL西地区2位=ワイルドカード | ||||||
分配金 | 選手1人あたり27万2147.47ドル[1] | ||||||
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サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF) | |||||||
シリーズ出場 | 13年ぶり17回目 | ||||||
GM | ブライアン・セイビアン | ||||||
監督 | ダスティ・ベイカー | ||||||
シーズン成績 | 95勝66敗・勝率.590 NL西地区2位=ワイルドカード | ||||||
分配金 | 選手1人あたり18万6185.62ドル[1] | ||||||
全米テレビ中継 | |||||||
放送局 | FOX | ||||||
実況 | ジョー・バック | ||||||
解説 | ティム・マッカーバー | ||||||
平均視聴率 | 11.9%(前年比3.8ポイント下降)[2] | ||||||
ワールドシリーズ
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地区優勝を逃した中で最も勝率の高い球団にポストシーズン出場枠を与えるワイルドカード制度が1994年に導入されて以来、該当球団どうしがワールドシリーズで対戦するのは今回が初めて[3]。ジャイアンツが3勝2敗と優勝へ先に王手をかけ、第6戦でも一時は5-0としたが、エンゼルスは7回裏・8回裏の2イニングで3点ずつ奪って逆転でその試合を制し、続く最終第7戦にも勝利して優勝を決めた。負ければ敗退決定の試合で5点差を逆転したのは、第6戦のエンゼルスがシリーズ史上初だった[4]。両チーム7試合合計で85得点・21本塁打・45長打は全てシリーズ新記録である[5]。シリーズMVPには、第6戦の8回裏に逆転・決勝の適時二塁打を放つなど、7試合で打率.385・3本塁打・8打点・OPS 1.313という成績を残したエンゼルスのトロイ・グロースが選出された。
ジャイアンツの新庄剛志は第1戦に9番・指名打者で先発し、ワールドシリーズで試合に出場した初の日本人選手となった。1998年には伊良部秀輝がニューヨーク・ヤンキースのロースター入りしていたが出場機会がなく、実際に試合に出場したのは新庄が初である[6]。
1997年から始まったレギュラーシーズン中のインターリーグでは、同年から2001年までの5年連続で計16試合が組まれており、ジャイアンツが11勝5敗で勝ち越している[7]。直近の対戦は2001年6月にジャイアンツの本拠地パシフィック・ベル・パークで3連戦が行われ、ジャイアンツが3連勝のいわゆる "スウィープ" を果たした。
2002年のワールドシリーズは10月19日に開幕し、途中に移動日を挟んで9日間で7試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 | |
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10月19日(土) | 第1戦 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 4-3 | アナハイム・エンゼルス | エディソン・インター ナショナル・フィールド | |
10月20日(日) | 第2戦 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 10-11 | アナハイム・エンゼルス | ||
10月21日(月) | ||||||
10月22日(火) | 第3戦 | アナハイム・エンゼルス | 10-4 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | パシフィック・ベル・パーク | |
10月23日(水) | 第4戦 | アナハイム・エンゼルス | 3-4 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | ||
10月24日(木) | 第5戦 | アナハイム・エンゼルス | 4-16 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | ||
10月25日(金) | ||||||
10月26日(土) | 第6戦 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 5-6 | アナハイム・エンゼルス | エディソン・インター ナショナル・フィールド | |
10月27日(日) | 第7戦 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 1-4 | アナハイム・エンゼルス | ||
優勝:アナハイム・エンゼルス(4勝3敗 / 球団創設42年目で初) |
映像外部リンク | |
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MLB.comによる動画 | |
5回裏、バリー・ボンズの2点本塁打でジャイアンツが点差を4点に縮める(1分47秒) |
映像外部リンク | |
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MLB.comによる動画 | |
3回表、トロイ・グロースの2点本塁打でエンゼルスが点差を3点に広げる(52秒) | |
8回裏、デビッド・ベルの適時打でジャイアンツが勝ち越し点を奪う(1分13秒) |
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