1976年 全豪オープン(1976ねんぜんごうオープン、Australian Open 1976 )は、オーストラリア・メルボルン市内にある「クーヨン・テニスクラブ」にて、1975年12月26日から1976年1月4日まで開催された。
- 本年度の全豪オープンは、1975年と1976年の年末年始をまたいで行われた。決勝戦の日が年始の1月4日であったことから、1976年の年頭開催大会として扱う。
- 大会会場はメルボルン市内にある「クーヨン・テニスクラブ」の芝生コートで開催。
- 男子シングルスは「64名」の選手による6回戦制で行われた。女子シングルスは「32名」の選手による5回戦制で、シード選手は8名であった。
- 混合ダブルスは、1970年から1985年まで競技の実施が中止されていた。したがって、記事中の「決勝戦の結果」に混合ダブルスはなく、4部門のみの記載になる。
男子シングルス
- ケン・ローズウォール (ベスト4)
- ジョン・ニューカム (準優勝)
- トニー・ローチ (ベスト8)
- スタン・スミス (3回戦)
- フィル・デント (2回戦)
- ジェフ・マスターズ (2回戦)
- ロス・ケース (ベスト8)
- アラン・ストーン (2回戦)
- ボブ・カーマイケル (1回戦)
- チャーリー・パサレル (3回戦)
- レイ・ラッフェルズ (ベスト4)
- ブライアン・フェアリー (3回戦)
- ディック・クリーリー (ベスト8)
- キム・ウォーウィック (3回戦)
- レイ・ムーア (3回戦)
- シド・ボール (3回戦)
男子シングルス
準々決勝
- ケン・ローズウォール vs. ブラッド・ドルウェット 6-4, 3-6, 6-2, 6-2
- マーク・エドモンドソン vs. ディック・クリーリー 7-5, 7-6, 6-2
- レイ・ラッフェルズ vs. トニー・ローチ 7-6, 2-6, 6-7, 7-6, 6-4
- ジョン・ニューカム vs. ロス・ケース 6-4, 6-4, 6-1
準決勝
- 男子シングルス優勝者のマーク・エドモンドソンは、全豪オープンの大会史上初めてノーシードから優勝した。エドモンドソンの当時の世界ランキング「212位」は、歴代優勝者の中でも最低順位記録であった。これは同時に、現時点ではオーストラリア人男子選手による最後の全豪オープン優勝でもある。
- “Our Open - 100 years of Australia's Grand Slam” (我らのオープン-オーストラリア・グランドスラムの100年史) News Custom Publishing, Victoria, Australia (2004) ISBN 1-876176-60-1
- Bruce Matthews, “Game, Set and Glory: A History of the Australian Tennis Championships” (ゲーム・セット・栄冠-オーストラリア・テニス選手権の歴史) The Five Mile Press, Victoria, Australia (1985) ISBN 0-86788-078-3