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2012年公開の日本映画 ウィキペディアから
『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(じゅういってんにいご じけつのひ みしまゆきおとわかものたち)は、2012年(平成24年)6月2日公開の日本映画。監督・若松孝二。主演・井浦新。
数々の名作と伝説を残し、1970年(昭和45年)11月25日に自衛隊の目の前で衝撃的な割腹自決を遂げた三島由紀夫と、三島に全存在をかけた森田必勝と楯の会。いったい三島由紀夫は何を表現したかったのかを、若松孝二が現代日本に問うた作品。
2012年の第65回カンヌ国際映画祭・ある視点部門の正式招待作品となった[1]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』『憂国』『サド侯爵夫人』など、数々の名作を著し三島由紀夫(井浦新)はノーベル賞候補と目される文豪になっていた。その一方で、学生運動全盛期の1968年(昭和43年)、三島は民族派の学生らとともに民兵組織・楯の会を結成。有事の際には自衛隊とともに治安出動し、自衛隊国軍化に命を賭す覚悟であった。しかし暴動が起きても警視庁機動隊がこれを治め、自衛隊の出る幕はなく、三島と楯の会の面々は歯噛みする。三島の見つめてきた二・二六事件、浅沼稲次郎社会党委員長刺殺事件、安田講堂事件をはじめとする学生運動、戦後の日本とは。そして、1970年(昭和45年)11月25日、三島は楯の会の4人と共に、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地へと向かう。
若松孝二は、前作『キャタピラー』の撮影を終えてから、“次回作は三島由紀夫を撮る”との宣言通り新作を完成させた。
当初は大森南朋が主演ということであったが、若松組常連の井浦新(ARATA)が主演を務めた。2012年(平成24年)初頭にARATAは芸名を本名の「井浦新」に改名したが、そのきっかけとして、本作で三島を演じてその思想を感じ、エンドロールで三島を演じた役者の名前がアルファベットで流れるのは美しくないと考えたことを挙げている[2]。若松は当初「名前を変えたら誰だかわからなくなってお客さんが減る」と反対したが、最終的には井浦のこだわりを意気に感じて了承した。しかし試写で流れたエンドロールはBGMが洋楽だったため井浦はあっけにとられたという[3]。
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