須磨浦公園
神戸市須磨区にある公園 ウィキペディアから
神戸市須磨区にある公園 ウィキペディアから
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.
神戸市の鉢伏山・鉄拐山山麓の斜面やその周辺からなる、面積約103.8ヘクタールの公園である。神戸市が管理・運営している。24時間入園可能で、入園料は無料。
もともとは帝室林野局が管理する一ノ谷御料林であった。景勝地であることから神戸市議会で決議のうえ、昭和天皇の成婚記念に御料林及び松原の有償払い下げを受け、1935年(昭和10年)に開園した。この時すでに一ノ谷御料林の一部を借り受けて明治23年頃から営業していた旅館「須磨花壇」ら(払い下げについても内定済みであったという)との間で訴訟に発展している[1]。このような形で営業していた旅館や保養施設は複数あり、そのうちの一つに後述の正岡子規が結核療養のために入院した「須磨保養院」があった[2][3]。これらの旅館や保養施設は結局立ち退きを余儀なくされた。
1954年(昭和29年)4月7日、公園内で全国植樹祭が開かれ、昭和天皇、香淳皇后の行幸啓があった[4]。後年、これを記念したモニュメントが設置された。
歴史的には源平の古戦場、一ノ谷の戦いの地としても知られ、神戸市指定有形文化財の「敦盛塚」などの史跡がある。また、与謝蕪村、松尾芭蕉、正岡子規、高浜虚子などの句碑も園内に設置されている。
サクラの名所としても知られ、神戸市の「花の名所50選」にも選ばれている。