順手炮
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順手炮(じゅんしゅほう、シュンシォゥパオ)または順炮は、シャンチーの四大布局(中国語版)の1つである。具体的には、先手が初手で炮二平五(中炮局)と指した時に、後手は砲8平5と応える。後手が先手と同じ側の炮を動かして同じく中炮に構えるためこの名がある。攻撃性が特徴である。明代の棋譜『橘中秘(中国語版)』は中炮局の研究、特に順手炮の研究において重要な古典と見なされている。順手炮および逆手炮(中国語版)の目的は、相手の中炮と釣り合いを取ることであり、これは「鬥炮局」(闘炮局)に分類される。
順手炮は主導権を取る攻撃的な戦法であり、変化は大きく、相手の手によって変化する。例えば、(馬二進三)、(兵三進一)、(炮八平六)、(炮八進四)といった進行がある。現在、大多数の人々は順手炮と共に(馬二進三)と(車一平二)を使うのを好む。